結果として交換留学生は不要でした。以下に参考までに手続きを紹介します。

 

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日本の大学からはVISAや現地での滞在許可の手続きに関する件については個別に質問をしてこないようにと言うメールが事前に届いて、現地大学からの指示に従って進める様にと言う事なのですが、現地大学からは一切このような件についての連絡はありません。

 

ネットで検索をすると「交換留学は全く必要ない」と言う意見も「現地で手続きが必要だった」と言う意見も見られますが、非常に少数でどちらが本当なのかを見極める事が出来ません。息子が留学する先の交換留学生のブログは極めて少なく、あっても理系の人のものばかりです。しかも古い.......。同じ国の大学の交換留学のブログはありますが、現地での感想や欧州内の旅行等がメインで手続きに関しては判りませんでした。

 

息子は大学から指示がないのでと思っていたようですが、やはり準備はしておくべきではないかと言う話になり、また夫が「入手するのにとても時間がかかるとネットで見た」と言うので不要になるかもしれませんが書類を入手する事にしました。

 

アポスティーユ申請とは戸籍抄本/謄本を入手してそれに公文書であると言う証明印を外務省でもらう手続きです。本人が身分証明書、申請書を持って郵送か窓口でお願いしてきます。窓口の取り扱い時間は2023年7月の時点では2~4時と短いです。4日程度で書類が出来上がり受取は窓口(午前中のみ)か手続き時にレターパックを持っていくと郵送でお願い出来ます。費用は無料です。本人でないと委任状などが必要になり面倒です。ここまでがネットで調べた入手方法です。

 

念のため外務省の担当部署に電話して確認してみました。渡航先と渡航目的を伝えて申請予定の書類が本当に必要なのかを質問すると「先方が求めているならば」と言う回答でした。申請されれば発行するだけなので必要な状況迄は把握していないようです。「大学(日本の)が大学に質問しないで自分で調べて下さいと言っていた」と伝えると驚いていました。

 

ネットの情報によると現地では当然英訳された書類が必要になるのですが、日本では公的書類は日本語で発行すると言うきまりがあり、これが現地では本当に公的な書類か否かが判らないので外務省の証明印が必要になるわけなのですが、英訳の処理がその後に必要になります。

 

ネットでは自分でも英訳可(雛形も検索可)でそれを公証人役場で承認してもらうと書かれていました。ならば、「英訳した書類に外務省で押印してもらう事は可能なのか」と質問してみました。するとそれは別の扱いになるので不可と言う事でした。外務省の人もネットの情報通り「英訳は自分で可」と言っており、公証人役場にも電話して聞いてみる事を勧めてくれました。

 

<手続き方法>

 

ネットの情報通り、本人が身分証明書、申請書を持って郵送か窓口で申請します。窓口の取り扱い時間も平日の2~4時でした。受取は窓口(午前中のみ)か手続き時にレターパックを持っていくと郵送でお願い出来ます。費用は無料です。本人でないと委任状などが必要になります。手続き時間は窓口がどれだけ混んでいるかによります。一番混むのは取り扱いが始まる2時からだそうです。息子の大学の授業の関係で私達は3:45分というギリギリの時間に行ったのでそれほど待たずにすみました。外務省建物内に入る際はパスポート等の写真付きの身分証明書が必要になります。

 

<書類の受取>

 

息子の分はレターパックで返送を希望しました。平日4日で手続き完了と言う事で申請してから1週間しない位で到着しました。レターパックは速達扱いのようなものですから窓口受取とは1日程度しか差がないと思います。