勉強の合間に読めるようにウィリアム・トレーバーの作品が収められている短編集を図書館から借りています。

その他は「アリス・マンロー」、「アニー・ブルー」、「ミュリエス・スパーク」、「ドバイアス・ウルフ」、「ジョナサン・レセム」、「ジョナサン・フランゼン」、「スティーブン・ミルハウザー」、「ジョン・アップダイク」、「ジョイス・キャロル・オーツ」、「ジュリアン・バーンズ」、「スティーヴン・キング」、「ゲイリー・シュタインガート」、「カレン・ラッセル」の作品が入っていました。

 

この中で作品を知っているのはスティーヴン・キングだけで、ジュリアン・バーンズは通信教育のテキストで名前を見かけた位です💦

 

今回の本もウィリアム・トレーヴァーの作品『昔の恋人』は面白かったです。2人の女性と1組の夫婦の話です。どの物語も物悲しいのですが、後味は決して悪くないのがこの作者の好きな所です。

 

その他はアリス・マンローの「流されて(Carried Away)」も良かったです。図書館に勤務する女性の話で、「流されて」と言うタイトルの意味が2種類に取れました。一度読み終えてから、あれ?と元に戻るタイプの作品です。結局正解はなんだったのだろうとネットで調べましたが、誰もレビューはしていませんでした。おそらく自分の好きなように受け止めて下さいと言う事なのでしょう。

 

この作者が他にどのような本を書いているのかを調べたら、2013年のノーベル文学賞で村上春樹が有力と考えられていた時に受賞した作家である事が判りました。私は受賞作品を好んで読む事はしません。良いと言われて読むと「良いだろう」と言う先入観が入ってしまうのが嫌だからです。でも、今回自分で良いと思ったので今後は受賞作品も含めて読んでみたいと思います。

 

しかし........大抵良いと思う作品は通信教育の範囲外の事が多くて残念に思います。前回の村上春樹が訳した短編で良いと感じた作家の作品はほぼ日本語訳がないものでした💦通信教育の卒業論文のテーマもそろそろ真剣に考えなければいけないので、今年一年は隙間時間に色々な本を読んでみようと思います。