「レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―」 (RED CLIFF: PART II)
見終わったところ、「これって、なんか男の世界っていうかぁ、男のロマンだよねえ~」っていってる女性がおられました。
まつたく、その通り。映画の出来は、古臭さ満載。
それは、古き良き時代の映画を愛する映画人が、マーケティングにうるさいハリウッドの製作会社の影響を受けずに、に自由に作ったものだから。
とにかくこの映画は、ゆるい目で見てあげたほうがいいかもしれない。
三国志の小説を読んでしまっていることもあるけど、人物像のイメージが、それとはことごとく違う。
ただし、ストーリーは三国志演義(史書ではない)が元。
劉備・孫権連合軍が正義の味方的な雰囲気で、対する曹操軍は悪役キャラ。
特に曹操軍側の将校たちを、どこかヌケたチンピラのような人物にしていた。
小説では、「乱世の奸雄」曹操を中国全土統一の直前までにフォローした将校達はそんなものではなないような・・・小説も、作家の演出で、色々変わるけどね。
どうせやるなら曹操軍を泣く子も黙る悪魔のような存在にして欲しかったな。その方がもっと盛り上がる。その時代にパンデミック攻撃を使用するというシーンは、そんな感じだったかな。
劉備・孫権連合軍もそう。元々敵国同士だった諸葛孔明と周ユ(ユの字の漢字変換できなーい)との息詰まる取引ゲームももっと出して欲しかったな。
そういうシーンはあったけど・・・緊張感をあえてほぐすような演出を・・・
戦争ものなのでバランスを考えたのか、その緊張感をあえて控え目にしたことが物足りなさの元凶。
ゆるい。 残念。
ほら、同じ戦争ものでも、「プライベート・ライアン」までやらなくてもいいとして、「ロード・オブ・ザ・リング」というファンタジーでさえ、大スペクタクルは見事なものだった・・・見た後、お疲れっていいたくなるぐらいだったし。
比べる相手が良くないか?まあ、映画通の餌食にされるとそんなもの。
ただ、三国志を映画にしようとしたその企画と心意気には、拍手。相当な手間と費用をかけてるはず。
そして、周ユの妻役 リン・チーリン。体温を感じさせないような美しさ。
パート1から出ているけれども、今回は、赤壁の戦いの中で連合軍側を有利にさせる重要な行動に出るという設定。
敵軍の中を凛として歩くその姿こそ、世界を一変させるようなイメージが・・・新鮮だったよ。
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