どんよりとした曇り空の3月最初の休日、車検で車を10時に預けて、18時までの待ち時間に
代車を借りて、日向、東郷の「冠岳」に行きました。

 

 

冠岳には昨年の12月に初めて登ってから、4回目になります。
1回目の時は、登山口からすぐに尾根に入ってしまい怖い思いをしました。
今にして思えば、「中尾根ルート、槍岩、岩天へ」の標識の方に進んだ様でした。

 

 

 

今回は、「正規ルート」、すなわち、登山口から谷ルートに入り、5合目の北尾根分岐から
北尾根にはいるルートの確認をしました。
正規ルートから北尾根に入っても、やはり怖い思いをするのではないか、と
一抹の不安を抱きながら、挑みましたが、とても安全、快適な登山道でした。

 

 

 

登山口まで小一時間、北峰まで約1時間、下山に小一時間ですので、
本日の様な空き時間に気軽に行けるのがいです。 
近くにこの様な山があり、幸せです。

 

 

 

概念図を示します。
黒矢印のごとく、周回してみました。
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冠橋を渡る時の冠岳の様子です。
雨は降っていませんが、山頂は雲(霧?)の中です。
天気が良くないのは百も承知、雨が降り出したら中止しよう、
でも、登山口までは行ってみようと、進みました。
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こんな天気の日に登る物好きは自分くらいだとうと思いながら登山口に到着すると、
登山口で年配の御夫婦と見受けられる2名が弁当を食べていらっしゃいました。
早いですね、と声をかけると、膝の調子が悪く、途中までで降りてこられたそうでした。
この日は、他に8名もの登山者がいるとのことで、びっくりしました。
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天気は曇りですが、視界は良好、先週の山開き(その準備のためなのか、たくさんの人が
歩いた結果なのか)のおかげと思われますが、登山道がとても歩きやすくなっています。
椿の花がたくさん咲いており、登山道にも落ちていました。
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岩の上を通る、この部分では、岩が濡れているので、すべりやすく要注意です。
しかし、その他は、非常によく整備されていて、とても歩きやすかったです。
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雨の後、谷川の水量も増えており、「なごみの滝群」も勢いがあります。
川の流れ、滝の水の音を聞きながら、快適な山歩きです。
気温が高いせいか、汗をかきますが、心地よい汗です。
そう言えば、汗をかきながらの山歩きは久しぶりです。
(冬山では気温が低く、汗はあまりかきませんので)
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問題の5合目の北尾根分岐から北尾根へのルートです。
ひょっとしたら、12月の時もこのルートから北尾根に入ったのではないだろうかと
思いながら、おそるおそる進みました。
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すると、ほどなく、見覚えのある分岐に出ました。
昨年、怖い思いをして岩を越え、稜線に出た場所です。
分岐から「北尾根直登ルート」=「中尾根/槍岩/岩天ルート」方向を写した写真です。
この写真の先は断崖絶壁で、岩を越えて、この尾根に這い上がることになったのでした。
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この尾根に出てしまえば、尾根道の幅は十分にあり、快適な天空の散歩道です。
ツツジ、岩ツツジがちらほら咲いています。
山桜の木がたくさんあり、あと1ヶ月もすると、きれいだろうなと思いました。
ただし、北側はこの様に切り立っていますので、要注意です。
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ひとつ前の写真の切り立った岩の上へと、進む登山道です。
右側(北側)は怖いので、左寄りを歩きます。
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このあと、すぐに、北峰があります。
そこで、おにぎりを食べて、まだ早いですが、空模様がおもわしくないので
下山することとしました。

 

 

 

下山道は、何度か通った道、安心して歩くことができました。
霧(ガス)に包まれた山中では、深山にいる様な気分になり、妙に落ち着きました。

 

 

 

下山すると、先客の方々は皆帰られた様で、私の車のみが残っていました。
登山届けの箱のところに、先週の山開きの、「登山証明書」がありました。
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本日は、冠岳登山道、「正規ルート」の確認ができ、やっと冠岳の全体像が
見えてきた様にあります。

 

 

 

でも、
1)北尾根直登ルート(中尾根/槍岩/岩天ルート)を、天気のいい日に、再度、歩いてみたい。
2)登山口から谷ルートを少し行ったところで、左の尾根に登るルートがあるらしく、
そこも歩いてみたい。
3)宮ヶ原岳東登山口から入り、「隠し田」を確認してみたい。
4)宮ヶ原岳P7から冠岳P2までのルートを歩いてみたい。
5)南登山口からのルート、西登山口からのルート、北登山口からのロートも確認してみたい。
等、等・・・    まだまだ興味が尽きません。

 

 

 

なお、上記チャレンジは、天気のいい日に、まる一日がかりの覚悟で
臨む必要があることは、重々了解です。

 

 

 

あと、もちろん、山桜の咲く頃、天気のいい日に「天空の散歩道」を歩いてみたいのは、
言うまでもないことです。