学生達に人形劇を作らせる題材として、

1年目は桃太郎

2年目はタヌキとキツネの話

そして、今年3年目は??

「11ぴきのねこ」


馬場のぼるの絵本で有名だが

11ぴきのねこ/馬場 のぼる
¥1,260
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私の原体験としては、NHKで放送されていた

人形劇が強烈に印象がある

しかも宇野誠一郎氏の作曲した


♪11ぴきのネコ  11ぴきのネコ 11ぴきのネコが旅に出た


という歌や


♪こんど生まれてくる時は

 この雪よりも 白い 白い シャムネコ

 大きなお城のあったかい部屋で

 お姫様の膝の上で

 かつぶし食べたい


等のメロディが今でも心に残っている。


この人形劇の声優をしていた

テアトルエコーーの熊倉一雄氏から求められて、

井上ひさし氏が人間?のお芝居書き直したもがあり、

私も学生時代、お芝居を観にいった。


その後、改稿されて、こまつ座で上演された。



70年代で書かれた時の、影響として、時代背景が色濃く反映されたものを取り除き、

90年代の時点で、改訂され、もう作者として書き直すつもりがないので「決定版」とされている



その大きく違うところは、

最後の部分。


70年代では、「野良猫ユートピア」を目指して建設されたネコの町が、繁栄し、11匹の猫達もそれぞれみんな偉くなる。唯一風来坊だった「にゃん太郎」が繁栄の裏に「暗い影」を持つと語った後、全員に撲殺されるというこわーーーい終わり方。

90年代で湖が汚染されて、猫達も毒で死んでしまうという内容。


今、2010年の段階では

どちらが面白いか??と考えると、

90年代の「公害問題」としての解決よりも、むしろ、70年代の自分達の内に潜む「影」を示す方が自分的にはて面白いように思えるのだが。