2000年、今では評判の悪くなった?「ゆとり教育」の総合的学習が2002年度から開始されるのをきっかけに、日本で唯一ある芸能実演家の団体ではある「芸団協 」のプロジェクトが開始されました。
その名も「実演家よ、学校に行こう!」
教育関係者と実演家の協働のモデルを探るプロジェクト。学校での「表現教育」を広げていくチャンス!というわけ。私はその一期の実習生として参加し、いくつかの学校で実習を重ねてきました。
実は最近高校で授業(講座)をしてもらえないか?という問い合わせがあり、自分自身これまで行ってきた活動を点検する意味でまとめてみようと思いました。
●プロジェクトに参加したわけ
それまで児童館などの劇サークルの指導と「学校」とどのようにちがうのか?知りたかった
●実際に「学校」に行ってみて違いは?
もちろん大あり!
①カリキュラムの事前に作り、先生に事業の内容を大まかに知ってもらう。
だが実際時間もないし、事前に打ち合わせは無理。紙上の空論のよう。信頼関係をどこで築くかは、最初からは難しい部分も。そんな時に「コーディネータ」の存在が大変重要だった。
②表現をする前に、心をほぐすことが必要。でも単なる「遊び」にしないために、は「ねらい」を明確にし、呼び名も、「○□ゲーム」などとは呼ばず、「○□という活動」なんて言ったりする事も大事。
③実演家はどちらかというと「伝えたい!」一身。授業を行っていると、子ども達や先生の「発信」を受け止める力がもっと必要という部分が大事であることが回を重ねるごとにわかってきた。
●先生の思い
一番感動だったのは、もちろん子ども達の活動もだけれど、「先生」の素晴しさでした。初めて学校に訪れた時は「なんじゃこりゃ!」というほどの発表会を見せられたのですが、ソレも先生の計算の内。そのままを知ってもらおうと、あえて取り繕うとしなかった勇気と度胸がすごい。
ううむ、ちっとも検証できません。私は自分の感想ばかりを述べています・・・・。