大英博物館の醍醐味とは…  | ロンドンも今日は晴れ ー のび太のとある無駄話

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本とアートと音楽と・・・
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せっかくの三連休。天気も持ちそうなので、夏休みに行けなかった大英博物館に久々にぶらり。

 

 

 

 

毎日多くの人が訪れる大英博物館。ロンドンの代表的な観光スポット。皆さん、ロゼッタストーンやミイラがパッと思いつく必見モノと思いますが、大英博物館にはちょいギーク向けの楽しみ方が…

ニヤリ 

 

 

オススメはやっぱ古代エジプト、そしてアッシリア・バビロニアの古代メソポタミア文明です。

 

でもちょい足を止めて深堀してみると、なんか古代の皆さんも同じ人の子だったのねー、ってなイイ感じの親近感を持ってしまうのです。(*゚ー゚*)

 

 

古代エジプト文明

 

まず古代エジプト文明。あえてミイラには行かずにロゼットストーンがある1階にこだわってみましょう。そのお楽しみに必要なのはこれ!

 

 

 

"HOW TO READ EGYPTIAN HIEROGLYPHS" 

 

題してそのまんまの”エジプトヒエログリフの読み方”

 

これぞロゼッタストーンを解読したシャンポリオンのダイナミズム!!(≧∇≦)

The British Museum Pressのこの本は大英博物館に展示されているものをベースにヒエログリフの読み方を解説しているので、これ片手に展示室を回ると象形文字が読めるような気がしてくるのです。(ちなみに、インディージョーンズやルパン三世のように「読める」ようになるには、古代コプト語の知識がないとダメなのですが。。。)

 

 

(なんせこれが読みたいの!!)

 

 

 

 

でもコプト語が分からなくても、王様の名前くらいは読めるようになるのですよ。

 

本片手に何書いてるか”読める”だけで大感動モノ。これはホントオススメ。

 

 

(これ読めたらホントすげーよね。。。)

 

 

 

古代メソポタミア文明

 

あとは古代メソポタミア文明。やっぱアッシリアのライオンレリーフは大きな大英博物館の中でも僕のベストスポットなのです。

 

 

 

 

紀元前645~640年ころに制作されたとされるこのレリーフ

 

当時のアッシリア強さの象徴とされるものですが、この空間は静寂に包まれます。

観光ガイドにも”◯◯選”に含まれているコーナーなので、そこそこ人が来るのですが、なんせこの空間は”静寂であるべき”とでもされているかのように静寂なのです。

 

 

 

 

 

この素晴らしいディーテールとともに全体の躍動感にも圧倒されるのですが、なんせこの静寂に引き込む独特の魅力がなんとも言えないのです。

 

(ホント11月から始まるエキシビジョンが楽しみ!)

 

 

このライオンレリーフから一気にUpper Floorへ。

 

ここでもオススメはアッシリア、バビロニアの粘土板。要すれば昔のお手紙なのですが、何が書いてあるか、解説がついています。このコーナー、分けわからん記号が彫ってる粘土板が並んでいるだけなので、さーっと通り過ぎちゃう人が多いのですが、ちょっと足を止めて一個一個読んでみるとなんせ面白い!!

 

このアッシリア王アッシュールバニパルのFlood Tabletはまさにノアの洪水伝説。

超感動モノ。文化・宗教の根源に触れるような気持ちになります。(≧∇≦)

 

 

 

 

そしてバビロニアの粘土板も、貿易決済で「もっと金(Gold)よこせ」とか「この銅の質が悪いんーじゃねーの?!」っていうクレームレターとか、なんせ当時の人も、我々の普段の生活と一緒の面を持っていたのねん、と2500年以上の前の人になんか妙に親近感を感じてしまうのです。(*^.^*)

 

 

 

 

 

どーですか?大英博物館、なんか深堀したくなってきたっしょー

ぜひいらっしゃいなー(そん時は声かけてね。)(≧∇≦)

 

ここは通えば通うほど、なーんか新しい発見が出てくるのです。

 

ウインク

 

 

 

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