鉄の扉の中にあったもの2
優しいあなた、毎回押していただいてありがとうございます。
すごく励みになります。
今日もお立ち寄りいただいたあなた
いつもありがとうございます。
昨日の鉄の扉の中身の続きです。
この人、おわかくなってしまったのでは?
と思っている方もおられるかと思いますが
一応、まともなつもりで書いてます。
前回の記事はコチラ
続けますね。
いつものように、カウンセリングルームに入り
カウンセラーに状態を話すと、一人でその人に
会うと、あなたが耐えられるか分かりません。
信頼できる人を2人、思い浮かべて
一緒にいるイメージをしてください。
イメージが出来たら始めましょうと言われ、
いつもの機械を使って、脳に刺激を与えます。
目を瞑って、深呼吸をし、刺激を与え始めると
すぐに、その人は動き出しました。
何の躊躇もなく、ムクっと立ち上がって
見えた横顔に驚きました。
それは、『私』だったんです。
驚きつつも、どこかでそう思っていたところもあって、
フシギな感覚でした。
でも、その『もう一人の私』はこちらを気にする様子もなく、
箱から出ると、いつの間にか現れた
天に向かって伸びる階段を
スタスタと登っていって、途中、左側に
なんだか分からない建物のようなものがあり
そこに入っていこうとします。
まるで私など、存在していないかのように。
こちらは、唖然としたまま見ていましたが
このまま行って居なくなってもらっては困ると
思い切って呼び止めました。
もう一人の私は、穏やかな顔で振り向いて
階段にチョコンと腰掛けてこちらを見ています。
どうかした?
とでも言いたそうです。
私もいろいろと質問したいと思いながら
言葉が出てきません。
やっとの思いで搾り出した言葉、
『オレはいったいこの先どうすればいいんだ?』
でも、もう一人の私は何も答えることなく、
うっすらとした笑顔で、
『そんなこと、人に聞くことかい?』
とでも言いたそうです。
そして、またスクっと立ち上がり、
階段の途中にある建物に入っていきました。
天空に消えてしまわなかったことに安心し
『あいつは、どこにも行かない』
『いつだって会える』
と安心したところで、一旦休憩しました。
すみません、さらに続きます。
続きはコチラ
それでは、また。
関連記事はコチラ
錆びついた鉄の扉1
錆びついた鉄の扉2
錆びついた鉄の扉3