受験生のみなさま、今日は本当にお疲れ様でした。
まずはゆっくりと心身を休めてくださいね。


本ブログでは、これから何回かに分けて本試験問題の講評を掲載していきます。

あくまで本記事作成時点の主観になりますので、後日訂正・修正する可能性があることを御了承ください。


<はじめに>
正確な分析公表については成績リサーチデータの結果が出てからになりますが、とりあえず個人的な感想を記載していきます。

LECの公式見解とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。


<本試験問題をざっと見た感想>
第一印象としては、昨年と同じかやや難化していると感じました。

特徴としては、行政法の難化、多肢選択式の易化が挙げられます。

記述に関しては、論点把握はしやすかったので、正確に記載できたかがポイントだと思います。

 

基礎法学・・・目標正答数1/2

昨年と同難度だと思います。

例年どおり、1問正解できていればよいです。

問2のほうが答えを出しやすかったと思います。

 

憲法・・・目標正答数2/5

昨年と同難度かやや難化している思います。

例年どおり、解きにくい問題が多いので、苦戦した受験生も多かったと思います。

そのなかでは、問4・問5が比較的解きやすかったように思います。

問6もリード文は長いですが、肢の内容自体は国政調査権の限界として基本なので、正解できるとよかったと思います。

 

行政法・・・目標正答数15/19

昨年より難化しているようです。

問20・21・22・24あたりが解きにくいので、前半でどれだけ正解できるかがカギとなってきそうです。

 

民法・・・目標正答数6/9

昨年と同難度だと思います。

問27・28・30・32は解きやすく、問29・34は解きにくいです。

問31・35あたりの出来が合否を左右しそうです。

 

商法・会社法・・・目標2/5

昨年よりやや易化しています。

問36・37は解きやすく、問38・39も(学習に手が回っていれば)難しくない問題でした。

 

多肢選択式・・・目標10/12

昨年より易化しています。

問41・・・空欄イ・ウ・エ

問42・・・空欄ウ・エ

問43・・・空欄ア・イ・ウ・エ

は埋めてほしかったです。

 

記述式

3問とも論点を把握しやすいことを考えると、昨年より易化していると考えます。

ただ、あの緊張感のなかで正確な記載ができるかというとなかなか難しいともいえるので、これから受験生のみなさんが書いた解答をしっかり確認しながら分析したいと思います。

 

問44

差止めの訴えと仮の差止めというオーソドックスな内容を聞いてきました。

訴えの「提起」、仮の差止めの「申立て」と記載できたかは重要です。

あとは、問題文から明らかなので記載しなかった受験生もいたかもしれませんが、「出席停止処分の差止め」と具体的に記載できたかどうかで点数に差がつくのかは気になるところです。

 

問45

抵当権の物上代位について、オーソドックスな事例で出題されました。

「物上代位」「払い渡しの前に差押さえ」というキーワードがしっかり入っているかどうかがポイントだと思います。

 

問46

請負で契約不適合責任を聞いてきましたが、問われている事例や内容はオーソドックスです。

「契約不適合責任」「代金減額」「損害賠償」「解除」とそれぞれに点数が振り分けられるような気がします。(1つ間違えたら0点はないんじゃないかと、現時点では考えています。)

 

一般知識・・・目標正答数8/14

昨年よりやや難化しています。

問47・51・52・53・56・57が正解しやすいので、ここでできる限り得点し、文章理解で2問正解できるとよかったと思います。

 

あくまでパッと見た印象なので、

解答速報が出た後に、あらためて順次講評を挙げていく予定です。

 

あらためて、本試験、お疲れ様でした。

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【本試験お疲れ様でした&今後の過ごし方について】

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