受験生のみなさま、今日は本当にお疲れ様でした。
まずはゆっくりと心身を休めてくださいね。
本ブログでは、これから何回かに分けて本試験問題の講評を掲載していきます。
※あくまで本記事作成時点の主観になりますので、後日訂正・修正する可能性があることを御了承ください。
<はじめに>
正確な分析公表については成績リサーチデータの結果が出てからになりますが、とりあえず、個人的な感想を記載していきます。
LECの公式見解とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。
<本試験問題をざっと見た感想>
第一印象としては昨年よりやや難化、もしくは難化したと感じました。
特徴としては、憲法・民法・商法の難化が挙げられます。
記述に関しては、問44の出来が合否を分けそうな雰囲気です。
基礎法学・・・目標正答数1/2
昨年同様、問1か2のどちらか1問正解できていればOKです。
問1は前後関係から埋めることができるので、文章理解が得意な方は正解しやすかったかもしれません。
憲法・・・目標正答数3/5
昨年より難化しています。
問3・4はおそらく正答率が低いでしょう。
その代わり、問5・6・7を確実に得点したいところです。
ただ、問7はやや現場思考的な問題です。
行政法・・・目標正答数15/19
昨年よりやや難化しているようです。
問8・問21・問25は正答率が低くなりそうなので、それ以外をどれだけ正解できたかが重要です。
民法・・・目標正答数4/9
昨年より難化しています。
問27・30・31・32を取りこぼさなかったかどうかが重要だと思います。
商法・会社法・・・目標2/5
昨年より難化しています。
問37は正解してほしいところですが、正答率は高くなさそうです。
問40は、会計参与について対策していれば解ける問題ですが、なかなか手が回らないのでこれも正答率が低そうです。
多肢選択式・・・目標7/12
問41・42は比較的埋めやすかったかなと思います。
(問41は、「補足意見かよ!」とツッコミを入れたくなりますが・・・)
記述式
問われているテーマだけ見ると昨年と同様の難易度だと思いますが、各問題とも間違えて記載してしまいそうな引っ掛けが隠されているので、その点を踏まえるとやや難化したともいえそうです。
問44
受験生の答えが割れそうです。
不作為の違法確認・差止め訴訟・義務付け訴訟・・・様々な答案が見受けられそうですが、まず①非申請型の義務付け訴訟と気づけるか、そのうえで②「重大性」の要件を書けるかと、二段階で受験生を悩ませるので、この問44の出来が大きな分かれ目になりそうです。
問45
無権代理と相続のテーマで、2016年の択一でも同様のテーマが出題されています。ただ、無権代理人が「子ども」ではなく「配偶者」なので、日常家事代理権のほうにズルズルと引っ張られてしまった方も一定程度いるのではないかと思います。
問46
賃借権の登記も土地上の建物もないので、所有権に基づく妨害排除請求権の代位行使だということは判断しやすかったと思います。
ただ、「甲土地が引き渡される前に」とあるので、占有訴権は使えません。
この点、間違えて記載してしまった方がどれだけいるか・・・というところでしょうか。
あと、「建設工事を開始するために、どのような請求ができるか」とあるので、損害賠償請求と書くのは微妙です。
一般知識・・・目標正答数9/14
昨年と同じような難易度だと思います。
冷戦や軍縮、世界のGDP等、予想されていたテーマからの出題がありつつも、問50・56のような現場思考型の問題も出題されていました。
個人情報は、「定義」じゃなかったんですよね・・・
あくまでパッと見た印象なので、
解答速報が出た後に、順次講評を挙げていきます。
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