"吉田類の酒場放浪記"
酒場詩人の吉田類さんが、全国津々浦々の昭和の雰囲気を色濃く残す酒場を巡り、酒場文化🍻の素晴らしさ、楽しさ、奥深さを伝えるBS-TBSの人気番組。2003年スタートで、今年で18年。長寿番組である。

店主、大将、マスター。その人柄に惹かれて集まるご常連。そのご常連が作り醸し出す酒場の雰囲気。やがて、それが昭和への郷愁と相まって酒場文化となり、店主やご常連に代々受け継がれていく。

酒場での一期一会を大切にする吉田類さんは、その土地、その酒場に存在するローカルルールを常にリスペクト。自然体で受け入れながら、ご常連たちの輪に溶け込み、酒場の雰囲気を余すことなく伝え続けてきた。

と、"うんちく"を垂れている小生。実は、この所、とんとご無沙汰気味で😅、昨夜、久方ぶりに観たんだけど😅🥲



店に入り店主と会話する吉田類さんの画に見慣れないテロップが。"貸し切りで撮影を行なっています"

コロナ禍。密をを避けるために、お客さんの居ない状態でロケを行わなくてはならない😢ご常連との出会いを奪われて、番組のテイストが半分以上失われた状況。



そんな厳しい環境でも番組作りを諦めない吉田類さんやスタッフの皆さん。

"酒場文化の灯を消してはいけない"この国がコロナ禍に見舞われた時、類さんが真っ先に決意表明をした事があった(と記憶しています)

その想いに応えたスタッフさんたち。そして、何より必死に踏ん張る酒場の姿。この"冬"の時代が終わった時、呑んべいさんたちの帰る場所を絶対守り抜こうと気持ちを込める作り手の気概に心揺さぶられた1カットでした。

マスクもアクリル板も消毒液も必要ない、自由で伸び伸びとした、楽しい空間に。人と人が出会い、語らい、目の前のカウンターには旨い酒と肴がある。

そんな酒場本来の姿が🍶🍺🍻🥂🍾一日も早く戻って来る事を心の底から祈らずにはいられなかった。