夕方─
母からのメールがあった。
一人暮らしだから、
朝起きてからと
夕方に
安否確認メールをくれる。
ところが
内容を見てドキッ
訪問入浴の際に
シートに引っ掛かって
転倒したという。
慌てて
折り返し電話したら
とっさに
両手をつけたから
膝だけ打っただけという。
普段
何もなくても
今、肩から背中、腕が痛むのに
膝だって
しかし
なんで福祉業者は
連絡をくれないのか
怒りを押さえながら
電話。
折り返し
担当者から電話を入れるという。
待ってられないから
とりあえず
実家に急ぐ。
早めに湿布を貼るのと貼らないのとでは
違うからね。
15時頃入浴は済んでるから
母もすぐに連絡をよこせばいいのに
親子であっても
娘に迷惑かけないようにと
考えるらしい。
なんでも
早く分かれば対処のしようがあるから
私は
何かあったら
すぐに連絡するように
常々言ってるんだけどね
ちょうど
今から夕食というときに
メールがきたから
二人に先に食べてもらい
出かけた。
途中で車に着信。
怒りは抑えて
まずは、
キーパーソンである私に
連絡が欲しいこと。
防水シートの上を歩くときに
転倒しているので
今後対策をとってほしい、
その２点を伝えた。
今後も
お世話にならないといけないからね。
だけど
ケアしてもらう場で、
今回の結果だけみて
大したことでないという認識なら
それは大間違いだと理解していただきたい。
もし
机の角に頭をぶつけていれば、
もし
前回のように
手をつけずに
顔面から転んだら、
もし
骨折したら─
転倒は
一番怖いのだ。
家の中で段差もなくし
カーペットも敷かず
手すりを細かく配置して
転倒予防しているのに
防水シートに引っ掛かって転倒とは
何事
といいたいところ。
ちょうど
実家についたところで
通話を終えた。
合鍵は持っているので
母を玄関まで
歩かせずにすむ。
驚く母。
顔色はいい
母の身体に触れて
痛いところをくまなく確認。
やはり両膝。
そして肘。
湿布を貼って
しばらく
背中をさすってきたよ。
後から痛みが
強くならないといいけど。
母は、
奏風の心配と
私の帰り道の
心配をしていたよ。
ありがたいけど
連絡はすぐにしてね
本当に
転倒というと
冷や汗が出るよ
