ちと古い話だけど、
念願だったHAPAのライブに行ったときのお話。


残念だったのはネイサン・アウェアウが既に抜けてしまってる事だけど
バリーがギター弾きまくってる脇で
つまらなそ~うにバッキングしてるネイサンをPVで見てたからw
辞めるのは時間の問題だって感じてたわ。
まっ、生でバリーが見れるんだからそれで充分なんだけどね。

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客席は意外というか
そうなのかなぁって感じで
絶対フラなんか踊れないだろうなっていうw
おばあちゃんが多かったね。
(途中でうたたねしてる人もいたわw)
もちろん派手な熟女フラガールもたくさんw

途中何曲かで2006年ミス・ハワイの
ラダーシャ・ホオフリさんが踊ったけど
単なる美女コンテストに優勝しただけじゃない
フラも一流だった。

綺麗なのはもちろん。素敵だったね~。

今回はニューアルバムを引っさげてのライブで、
バリーが新しく書きおろした
マノアの神話を舞台にした新曲「TUAHINE」は秀逸だった。

バリーって歌声もいいんだよなぁ~

もちろんバリーのギターは圧巻の感動もん。
ライブならではのミスピッキングだらけだったけどw
とにかく忙しそうに大汗かいて弾くバリー。
ホント、楽しそうで正にギターバカw
生で聴けた「Pahinui Aloha」!
もう言うことなしだね♪

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バリーといえばハーモニックスとネックベンドを多用した奏法。
今回はラッキーにも2列目でガン見してたけど
やや右よりの席だったので手元が見えにくかったのがちょい残念でした。

そのバリーのギターといえば
ボディトップに穴が開くほど使い込んだ、お馴染みのギター。

1980年~85年頃のWashburn
Festival seriesのMonterey(EA-44)と思われる。

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ソリッド・シダーのフラットトップに
サイド&バックはローズのプライウッド。
当時の定価は1100ドルほど。

こう言っちゃ何だけど、
プロが使うギターとしては、う~んって感じw

何ゆえにバリーはこのギターを使う事になったんだろう?

憧れのミュージシャンが使ってるギターって
誰しも欲しくなるよね?
1984年に、このギターを抱えて
ボブ・ディランがステージに立っている。

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バリーのルーツはもしかしてボブ・ディラン?
そんな想像もしてしまう。


とにかく彼のギターは実に興味深い。

まず、ネックベンド向きにネックは交換されている。
改造を施したのはマウイに工房のあるGRIMES GUITAR

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ここはスラッキーギターの名手ケオラ・ビーマーや
ラリー・コリエル、ジョージ・ベンソンのジャズ系ギタリストも愛用している
アコギビルダー。

ミュージシャンでもあるビルダーのSteve Grimesさんは
HAPAのバックミュージシャンとして参加してたりするから
その関係で改造を頼んだんじゃないかな?
HAPAモデルっていうのもあるけど、バリーも絡んでるの?

ヘッド形状はGRIMES GUITARなんだけど
ロゴが「finn」となってる。
これって何だろ?
以前Finn Recordsってところからアルバム出してるから
この辺なのかなぁ?

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ところでネックベンドの為の改造ってどんなんでしょ?
折れないように強化されてるって記述もあるけど
ネックが折れる云々より
一番負担がかかりそうなのは
左側のラウンドショルダー側のボディトップのような気がする。
ブレイシングに補強を入れてるんだろうか?

普通のギターでバリーのような効果の得られるネックベンドをする為には
それこそ壊れそうな位の力を加えないと厳しいと思う。

でも、見る限りはそれほど大きな力を入れてるようには見えない。
軽いタッチ(見た目では)でも、ベンドが効いている。
ってことはネックは柔らかいんじゃないかな?
でも、そうなるとネック反りの問題も出てくる。
ってことはトラスロッドに秘密があるのかな?

この辺がどんな構造になってるのか知りたいなぁ。

それからサウンドホール下にある削れた穴。
あれはピッキングで削れた訳じゃなく
バリーがあの位置に指を置くからなんだろうね。

指を置くだけで穴が開くとは考えられないから
常にあの場所に指を置いて削れてきたから
爪で引っかいたりして指を置きやすくする為に
あそこまでなったのかもしれない。

あと、左ラウンドショルダー側、
本来PUのコントロールがあるところが
トグルスイッチに交換されてる。
これもなんだろうなぁ~。

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実はバリー好きになってから彼のギターが欲しくて探してた。
20年以上の前のギターであまり製造本数もないだろうから
厳しいとは思ってたけど、
ラッキーにも近いモデルを手に入れる事ができた。

今回ライブ終了後にサイン会あるかもしれないから
このギターにサインもらおうと持っていった。

予想通りCD購入者のサイン会が行われたので
CDに出演者のサインをもらい
バリーにギターを差し出しだしサインを求めたところ

何の反応もなしw
フツーにサインしてから記念写真。

あ、そうか
バリーにとってギターって自分のしか興味がないんだ。

けっこう、ギターを弾くのがメチャメチャ好きな奴って
ギターブランドとか詳しくないのがいるんだよね。
バリーもそうなんだなって。
人のギターは興味ないのよw
だから浮気もせず同じギターを弾き続けてるんだね。

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ウチのギターは同じフェスティバルシリーズで
ヘッド形状、楕円のサウンドホール、サドルは同じだけど
バックだけでなくトップも2次元?のアーチトップになってる。

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真ん中だけが盛り上がってるんじゃなく
中心部からサイドにかけて緩やかな傾斜が付いてる
他のメーカーにはない、ちょっと変わったアーチトップ形状。

オリジナルモデルにこだわるウォシュバーンならではだね。
とにかく手間のかかる作り方をしてるわ。

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サイド&バックはマホガニー。

アーチトップになってるから
恐らく89年のEA-40で、
当時のアメリカでの定価を見ると999ドル。

でもシリアルを見ると91から始まってるから、
1991年製なんだけど90年からプリアンプは変わってるし
バィンディングも無くなってる。
となると、デイトスタンプが謎なんだよね~

このギターが国内で売られてたとしたら
当然10万円以上したはずだけど、
そんなクオリティの高いギターじゃないし
そんな値段で買うほど日本のギタリストはアホじゃないww

ネック裏にMADE IN JAPANのシールがあるから
当時のウォシュバーンをOEM生産してた寺田楽器製。
うん、さすが作りはしっかりしてるね。

音もなかなかいいのよ。
あまり面白みのあるギターじゃないけどw
あんがい使えるギターかも?

そ~いえば
このシリーズにはヌーノ・ベッテンコートモデルってのがある。
「More Than Words 」のPVで弾いてるのがそれ。

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ヌーノも好きなギタリストだから
バリーに飽きたら黒く塗りつぶしてヌーノモデルにしようw


最初にハワイに来たときは
まだ、インターネットもそれほど普及してなかったんで
楽器屋さん探しは、もっぱら電話帳で調べた住所だった。

寝る前に電話帳と地図を広げて
どこの道を通って、どの辺にあるのか確認してた。
まるでオレにとっては宝探しの地図だったねw

今年初めて行った「Easy Music Center」は
目立つ広告が電話帳に出てたんで
その存在はずっと知ってたんだけど扱いが新品楽器だったんで
中古目当てのオレはのぞいたことがない店だった。

今回、たまたま渋滞で止まったら目の前にあったんでw
初めて行ってみました。

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まぁ、ちっちゃいステージがあったりと
日本のテレビで紹介されることもあるので
知ってる人もいるかと思うけど、
本数は違えども、同じような商品揃えの
ショッピングモールの中にあるアイランドギターとは違い、
街中の大通り沿いにぽつんとあるので
目的でもなきゃ行くのは面倒くさいかもね。

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しかし、こう見渡してみると
1店舗でTaylorを壁一面に並べた圧倒的な数は
日本でもそうないだろうね。

ハワイアンのアーティストって
世界で一番売れているメーカーだからなのか
Taylorを使ってるがほとんどって印象だけど
もしかして、この楽器店が売り込んでるせいかも?

本気で買うつもりなら
在庫豊富で価格競争になってる日本で買ったほうが安いだろうね~。


そうそう、
カイルアにあるCOCONUT GROVE MUSIC。
このエリアにあるんで、ついつい覗いてしまうんだけど、
去年同じカイルアの別の場所に移転している。

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今度の場所はお店開くには目立たない場所。
通りに小さな看板が出てるけど
入り口は脇の普通のドアから2階へ。
おそらくテナント料の安い所に移ったんだろうね。

昔はいいのあったのになぁ~。。
2006.10.08の日記



追加情報としては
カイムキのHARRY'S MUSIC STOREが閉店してた。

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ここはウクレレ・レッスンとかに力を入れてるとこだけど、
10数年前の薄暗い潰れかけた店舗のときはw
変わった中古ギターとかあったんだよね~。
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あと、パールリッジのHot Licks Guitars。
ここもギブソン等の高めの中古がほとんどなくなり
ギターの在庫もかなり少なくなってた。
来年までに閉店かもねw

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おっと、もう一つ。
カパフル通りにGOODGUY'S MUSIC & SOUNDてのがあるんだけど、
いや、今年は行ってないのよね。
帰ってから調べたら、
こんな立派なウェブサイトを作ってた。

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去年のぞいたときは、
ろくなもんがない楽器屋だと思ったんだけどね。
来年は再び行ってみましょう。
ここは300mくらい先に大きなセーフウェイのスーパーがあるから
そこに車止めて行くのがいいかも。


といえば1937年にギブソンがSJ-200という名で製造した、
ギブソン最高級モデルのギター。
ちなみにSJは「Super Jumbo」の略。

さっ、ここでちょっとウンチクw

スーパー・ジャンボが誕生したのは
1937年に、レイ・ウィットリー(Ray Whitley)という当時の人気の映画俳優が
目立つギターを作って欲しいとギブソンに依頼したことからで、
瞬く間にGibsonフラット・トップ界の人気モデルとなったそう。

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ギブソン社がレイ・ウィットリーに手渡したギターは
J-200のプロトタイプとも言われ
後のJ-200シリーズとは異なる仕様になってる。

これは近年作られた当時のスペックを再現したカスタムモデル。
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ギブソンの慣例に従って命名されたJ-200という名前は
1939年に発売された定価が$200だったことに由来してる。

1942年までの間に約100本生産され、
第二次世界大戦の影響で一時は生産が中断されたものの、
1947年にモデル名がJ-200と変更されて現在に至ってる。

仕様に関しては、
戦前のものはサイド&バックがローズウッドだったのに対し、
戦後モデルはメイプルのサイド&バック。
当初のサンバースト・フィニッシュも
1948年にはナチュラル・カラーが登場し、
ペグ・ヘッドが一重のセル・バインディングに。

1949年以降はボディの厚みが4 1/2インチから4 2/3インチ、
1952年には4 7/8、1960年代中頃にいたっては5インチと
ボディが厚くなってる。
ネックスケールは鳴りを重視した
25.5インチ(647.7ミリ)のロング・スケール。

あと、ピックガードの模様や素材。
ブリッジとか年代によって変化があるけど
面倒くさいのでオワリw

発売当時1938年製はこんなかんじ。
今見ると派手感はなく渋いねぇ~

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そんなJ-200といえばエルビスを筆頭に
ボブ・ディラン、ピート・タウンシェント、キャット・スティーブンス、
などなど数多くのギタリストが使ってる。

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さらにこんな人たちも。

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キリがないなw

ちなみにこんな芸人も持ってる。
彼のは1952年製で126万だと!
このコンディションだと高すぎだけどね。
しかしアメトークで弾いてたけど、いい音してたわ。

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でもオレにとっては、やっぱロニーのイメージが一番強いかなぁ~。
彼が抱いてるJ-200は1997年に
100本限定で発売されたロニーのシグネチャーモデル。

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そんなJ-200.
いままで欲しいギターかと言えば、そうでもない。
てか、高すぎて手が出ないだろうと思ってたからね。

もちろんヴィンテージなんか買える訳ないし
安くても程度の悪い近年物も欲しくはない。

一時期、中国のパチもんを手に入れようと思った時期があった。
最近ヤフオクでも堂々とそんなパチもん売ってるよな。

まぁ、けっこう良くできてるもんもある。
直接中国から買えば4万円くらいなんだよね。

こんな感じ。
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本家同様にネックまでフレイムメイプルを使った豪華な作りだけど
音は間違いなくクソだろうなw

こんなんでもマジ欲しい人がいたら
中国の通販サイトAliExpress(アリエクスプレス)にどうぞ。

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ここの検索で「J-200 guitar」と入れれば色々出てくる。

危なそうなサイトだけど
ここを運営している中国のアリババグループは
2014年に世界最大規模の上場で話題になるくらいの
巨大マーケットになってて
オレも何回か買ったことがあるけど
高額なもんはちょっと怖いね。

ギターに関しては同じ画像の使いまわしや
ホンモノの画像の無断転用画多く、
在庫がない場合が多い。

以前、サイトに掲載されてるギターが
実際に届くのかと質問のメールをした事があったけど、
在庫がないので注文してくれたら作るとの返事。

ってことは届くまで時間がかかるだろうし、
クオリティも分からないよな。

木目の見えないエレキ・ギターだったら、
たぶん大丈夫。
ちゃんとしたパチもんが届くでしょうw

あっ、くれぐれも自己責任でどうぞ。
トラブルあってもオレは知らんよw

しかし、このサイト見てると
面白いもんがたくさんある。

ちなみにこのフロイドローズが付いたファイアーバード。

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おっ!バンジョーペグ使ってるじゃんと、
さらに見てみると

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これってウクレレのペグだよなw
ギア比1:1だし、間違いなくスティール弦は巻き取れないでしょ。
まさか無理やり巻いてナットロックして
あとはフロイドローズのファインチューナーでチューニング?
すげぇ技術が必要そうだw



話を戻しましょw

で、相変わらずネットを徘徊していたら、かなり程度が良く、
お値段もお手頃なJ-200を見つけてしまった!

まぁ、いつものパターンだけどww
言い訳としては
ここの所かなりのギターを手放してたんで
予算的にも何とかなりそうだったんでね。

それに、ほら
生きてるうちにいいギター弾いてみたいじゃんw


Gibson 1958 J-200 AN。

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代理店の山野楽器がギブソンにオーダーした、
日本のみでの限定発売機種。
人気がある1958年製のJ-200を
可能な限り細かい部分まで当時の仕様に近づけて作られた
ヒストリック・リミテッドライン・モデル。

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1958年っていうのはレスポールやストラトをはじめ
ギターの歴史を語る上では
たくさんの名機が生まれた特別な年なんだよね。

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ところが、このリイッシューモデル、
なぜかJ-200の中では不人気なようで値段も安い。
人気があるから作ったんじゃねぇか?
作りはほとんど同じなのにね~。不思議。

ちなみに新品定価は\512,400 (税別\488,000)だって(@_@)
高けえ~w

もちろんそんな高いものを買えるわけもない。
でもデジマートで、程度のよさそうな2000年製造の中古をたまたま見つけ
「極めて使用感の少ないギターで、大変きれいです。」
との売り言葉につられ名古屋のギター屋さんから購入。

届いてみるとピックガードにも傷が見られないくらいのミント状態。!
まさに新品同様ってやつよ。

抱いてみるとメイプルボディなんで重いかと思いきや、
単板ならではの軽量ボディ。

弾いてみると、激鳴りっていうか
はっきり言って、うるさいw 
まっ、これぞJ-200の音だね。

単音のキレもいい。
メイプルならではの歯切れのいい音。

派手なギターで、下手すりゃ下品だけどw
ネックまでも美しいフレイムメイプル。
まさにこのギターも芸術品の域だよな。

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思い起こせば40数年前
御茶ノ水の楽器街でショーウィンドの中に鎮座していたJ-200を
ガラス越しに食い入るように見ていた自分がいたなぁ。

ギリギリで小さな夢が、
またひとつ叶ったのかもね。