さて、いよいよ大きな課題というべきポジションに触れていく必要があります。

今日はポストとゴールキーパーです。

ポスト(P)
今回の代表→永田しおり30歳、角南果帆24歳、永田美香23歳

ここには角南選手が今大会主に入りましたが、合格点を与えられる出来ではありません。
日本リーグであれば勝てるはずのポジション取りで苦戦し、シュートの精度に影響が出てしまいました。
永田しおり選手についてはディフェンスでは既に替えが効かない選手です。オフェンスでのフル稼働は難しいでしょう。
また、7人攻撃が今後の日本オフェンスの浮沈を握る戦略と考えられますので、ポストはより一層重要視されるポジションとなります。

永田しおり選手は今大会では間違いなく合格点を貰える出来だったと思います。しかし、フィジカル的にはまだ向上の余地もありそうです。ベテラン選手として、より一層チームを引っ張るとともに、所属チームでも後輩たちを支えながら結果を出すという役割を代表同様に期待されます。
角南選手は高いポテンシャルが既に見え隠れするだけに、より多くを期待したくなります。ソニーでも主役級の活躍を見せ、日本で1番のポストと言ったら直ぐに名前が出てくるような、そんな活躍を期待したいです。
永田美香選手は、今大会では先行投資的な意味が強かったように感じます。ズバリ、結果にこだわったプレーを期待したいです。日本待望の大型ポストとしての役割を果たせるのは美香選手しかいないだけに、東京での成功はこの選手の成長にかかっていると言っても過言ではありません。

最終的には大会のサポート選手やサプポジションでポストとしてある程度機能する選手も含めて、最低4名はメンバー入りする必要があると考えると、現段階で既に人が不足しています。


続いて、

ゴールキーパー(GK)
今回の代表→亀谷30歳、板野24歳、
サポート選手→飛田40歳

亀谷様様の大会でした。
東京までの期間で考えた場合、引き続き亀谷を軸に回っていくポジションとなります。
しかし、キーパーに関しては間違いなくライバルの存在が必須となります。私しかいない!という状況は大きな大会ではなるべく避けたいポジションですし、試合におけるキーパーのセーブ率は1番勝敗に直結しやすい数字となるだけに、1人に頼ることは危険です。
板野選手については、厳しい書き方をすれば現段階では国際大会で大当たりするイメージはありません。しかし、飛田選手に頼ってはいられませんし、アジアでの大会などでは亀谷選手が出場できない大会なども出てくるでしょう。若手枠としてでなく、No.2のゴールキーパーとして文句なく選出される存在感が欲しいところです。

このキーパーとポストに関しては育成年代からの取り組みが重要になると思われます。
キーパーコーチの必要性などは叫ばれて久しい話ですが、ポストに関してもある程度専門性が求められており、正しい育成が必要となります。
体型的なところ、動きづくりも含めて、日本代表に繋がる育成プランなどを引き続き模索しながら、日本代表の強化に繋がる流れづくりを期待したいですね。

今回のポジション別に見るおりひめジャパンの企画はいかがでしたか?

引き続き、皆さんに興味を持って頂けるようなことを書いていけるよう、頑張ります。
ご覧いただき、ありがとうございました。