こんにちは。
おりひめロスのみなさんも多いことと思います。
それだけ素晴らしい大会でした。

そんな中でも今大会を通しての各選手の採点をしていきたいと思います!

あくまで私の主観なので、賛否などぜひ議論の的として頂ければ幸いです。

番号 選手名 ポジション 年齢 所属先 採点 寸評

12.板野 GK 24 広島メイプルレッズ 5.0 
大会通して、出番はほとんど無かった。亀谷選手の存在を脅かす存在を必要としており、世代交代の旗印として、日本リーグでのアピールから出直しを求められる。

30.亀谷 GK 30 Vipers Kristiansand 6.5 
ほぼフル出場の今大会。特にチュニジア戦、オランダ戦では殆どのノーマークシュートの機会を阻止し、チームの躍進に大きく貢献した。ロングシュートの精度やイージーシュートをたまにミスする点などを見ると、まだ改善の余地はある。

2.永田美 P 23 北國銀行 5.0
殆ど出場機会を貰えず。待望の大型選手であり、年齢的にもこれからの期待値の方が大きい。今回経験したことをこれからチームに帰って伸ばしていけるか。アジア選手権に向けて大きな宿題を持ち帰ってくることになった。

3.角南果 P 24 ソニーセミコンダクタマニュファクチュアリング 6.0
大会を通して、日本の長年の課題であるポストプレーヤーとしての重要なピースを埋めた。世界と戦っていくことを考えれば、リーチの短さを補う武器を身につける必要はあるだろう。日本リーグでは圧倒的な存在を身につけるべき研鑽を重ねてほしい。

4.角南唯 RB 26 北國銀行 6.5
今大会では、全選手を通じて1番大きなサプライズであったかもしれない。日本の武器は角南のフェイントであることを全世界に知らしめた一方、オランダ戦では自由にさせて貰えなかった。

5.塩田 LB 28 北國銀行 5.5
今大会は主に2枚目のディフェンダーとして出場。貴重なディフェンダーとしての役割を果たした一方、オフェンスでのチャンスは殆ど失敗に終わった。より、安定感のある選手として、所属チームでの活躍を期待したい。

7.藤田 RW 21 ソニーセミコンダクタマニュファクチュアリング 5.0
チーム戦術の兼ね合いもあり、得意の速攻を繰り出すことは殆ど無かった。少ない出場機会でそれなりの結果は出したので、これから池原選手のポジションを奪うべく、所属チームでの研鑽に期待がかかる。


9.横嶋 CB 27 北國銀行 6.0
大会を通して大きなミスなく安定したゲームメイクを行ったことは、今後に向けて大きな成果。勝ちにつながる得点力、ディフェンス力など個のスキルを上げていければ、伸び代はまだまだ大きい。

13.勝連 LW 28 オムロン 5.0
大きな大会では、ムードメイクは非常に大切な役割だが、そういう意味でも今大会の結果は勝連選手なしでは達成できなかったかもしれない。次回以降も日本代表に居続ける為には、シュート率など目に見える結果がより重要になる。

15.多田 RB 26 三重バイオレットアイリス 5.5
好不調の波が見えた今大会において、オランダ戦での監督の賭けを成功させた功績は大きい。失敗しても愚直に前に進める姿勢は価値が高いので、日本リーグでは目標と公言している得点女王にこだわって勝負してもらいたい。

21.池原 RW 27 Nyk_bing Falster 7.0(MVP)
今大会中随一の安定感で全試合でチームへの貢献を見せた。渡欧から短時間で、この挑戦が成功であることを自ら証明した。今後ともディフェンスでは狙いどころとなるので、オランダ戦終盤のような状況でも着実に対応できるスキルを身につけたい。

24.原 LB 26 三重バイオレットアイリス 6.0
キャプテンとして、精神的にもチームを支え続けた。万全ならオフェンスでもかなりの期待が持てるだけに、所属チームでのコンディショニングから整えて、よりおきな存在として期待したい。

25.大山 CB 25 北國銀行 5.5
横嶋選手を休ませる時間帯では有効なゲームコントロールを見せたが、プレータイムがあまりに短かった。所属チームでもライバルとなる存在だけに、より大きな成長を遂げる必要がある。

27.佐々木 LB 22 北國銀行 5.5
オフェンスでは特に大きな役割を担ったが、残念ながら期待に応えられたとは言い難い。今後の日本代表では主軸を担う期待があるので、先頭を切って胸を張れる自身自信を身につけて行きたい。

28.永田し P 30 オムロン 6.5
ディフェンスにおいて、永田選手がいなければこの結果はあり得なかった。スピードとパワーの両面で各国の主力選手と渡り合った唯一の選手。ディフェンスでは替えが効かず、7人攻撃でも重要な役割を果たした。

29.松村 LW 26 ソニーセミコンダクタマニュファクチュアリング 6.0
大きな怪我から復帰して、代表の結果に大きく貢献した。独特なフォームから繰り出すシュートは、各国のキーパーを苦心させた。精神的なムラも感じたが、オランダ戦では外しても飛び込む姿勢を見せ、今後への更なる成長を感じさせた。

ウルリック監督 7.0
短い準備期間の中で、日本を新しいチームに見せることに成功した。勝負に徹しながらも、次を見据えたバランスの良い起用を見せた。今回の結果は、誰もが想像していたことでは決してなく、ウルリック監督だからこそなし得た功績と言える。


以上が今大会での評価となります。
あえて、日本リーグの所属チームを記載して、今後期待することなども少しずつ織り交ぜております。

これから、日本のハンドボールが次回熊本での世界選手権につながっていくためには、選手達は所属チームで、より一層の研鑽を積んで、各チームがより魅力的な試合をし続けることが必要です。
また、私たちもそんな選手を支え続けて、時には厳しい言葉を持ってしても、選手に「あなた達は見られ続けているんだ!」ということを伝える必要があると思います。

これからも、細々とではありますがムリのない範囲でこちらの発信も続けていきたいと思っています。

引き続き、皆さんの力で日本ハンドボールを盛り上げ、日本代表チームの好成績は勿論、子供達の未来あるハンドボールライフのお役に立てればと思っています。

最後に、ハンドボールを始めてたかだか15年でまだまだ勉強中の身でありながら、日本代表選手の評価をするという身の程知らずを温かい目で見守っていただき、ありがとうございました。
今後も、これまでにない新しいハンドボールの見方など模索できればと思っておりますので、皆様からの忌憚ないご意見もお待ちしております。

ありがとう!おりひめジャパン!
合言葉は、BRAVE HEART!!