ピストルズ以前の以前のパンク | The suicidal lifetime.

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二酸化炭素排出装置




今回は
パンクという精神について

パンクとは
怒り、虚無感の音楽と俺は以前から言っている
その感情は一体どこから生まれるか
それは言わずもがな、自分の外
すなわち社会である

一向に良くならない政治や周りの状況への怒り
しかしそれを自分では変えることはできないという無力さ
その無力さか生まれる虚無感
それがパンクなのである

それの雛型となったのは誰か

パンクという言葉を生んだのはピストルズである
しかし
それ以前にもパンクという概念は既にあった

それは、他でもない
ビートルズのジョン・レノンである
丸眼鏡に長髪で、さいたま新都心に記念館を持つ彼である

彼がマッカートニーと共に(ほとんどレノンの手柄であるが)作詞作曲した曲に
「Revolution」がある
(イントロの格好良さは凄まじく一度は聞いてもらいたい)

その歌詞は
曲名にちなんで革命の皮肉である
「毛沢東の肖像画を掲げるより、自分の精神を解放しろよ」
しかし単に馬鹿にしてるのではない

「暴力革命の仲間に入れるなよ」
とあるように、
暴力的側面、すわち短絡的な怒りを否定している

しかしレノンはそれだけで終わらせることはなかった
よく聞くと単にそれだけではない
「暴力革命の仲間に入れるなよ」
の一節において、初期のころのこの曲は(Revolution1 これはあまり好きではないが)でよく聞くと
この一節の後に

「入れてくれ」
とも歌っている

これはどういうことなのか
レノンは堅い意思を持つ人であった

まさかこんな風に主張をまるっきり正反対にするような真似はしない

そう
彼は打破できない現状に対して皮肉っているのだ

当時の中国で起こっていた毛沢東による文化大革命
毛沢東の死によって余計悪い方向に突き進んだ革命である

彼はもう亡くなっているので
本当の気持ちを知ることはできないが
「救いようないし、もういっそのこと全部ぶっ壊して終わっちまえよ中国人」
とある意味、諦観または虚無的な考えが最初のころにはあったのだろうか

(あくまでイメージであり誤解されてしまうから改変したのだろうが)



これはただ
反体制、反体制、体制 is fuck
と騒ぐ
最近のバカなパンク/ラウド系とは天と地の差である
パンクを名乗らないまでも
彼は立派なパンクの精神を持っていたのである

こんなことを知らずに
ビートルズをクソと呼んだ
ピストルズのジョニーロットンは本当にパンクなのか
いささか疑問が俺の中には生じている

もちろん彼は素晴らしいパンクロッカーであるが


怒りと虚無感(諦観)
それが本当のパンクロックではないのだろうか
そう信じて
俺は少しでも本当のパンクが広まればいいな
と思う