今日は、
筑波サーキットでタイムアタックをしてました。
トップフューエル S2000 です。
今日の筑波は、
9時~10時の1時間の占有でした。
いろいろ仕様変更をし、
煮詰まった状態でのアタック…ではなく…
エアロが変わったり…
フロントにインナースプリングを採用したり…
NOSを付けたり…
走ってみないと、
どんな感じなのかわからないので…
まずは、
中古タイヤでの、
現在のベース確認とセッティングを行いました。
とはいえ…
1時間の占有の中でできるセッティングと言うと…
大した事は出来ません。
エンジニアとエアロ屋さんが、
「まぁ大体こんな感じだろう」って所からのスタートでした。
で、コースインし、
1周目…
他車のクラッシュにより赤旗。
ピットインし解除を待つ。
赤旗解除後、
コースインし、
計測1周目 54秒645
そのまま2周目 54秒105
ピットインし、
フィーリングを伝える。
リアスプリングのレートを上げたかったが、
時間がないので、リアウイングを変更。
再びコースイン。(タイヤはそのまま)
53秒285
↑この時点でトップフューエルのベストを大きく更新!
今までは54秒2がベストだった。
感触良くなったのでニュータイヤを投入!
タイヤを交換中…
コクピットで待ってた僕は、
エンジンルームでリザーブタンクに大量に溜まった水を捨ててたメカニックを見た。
メカニックを呼び、
僕 「ガスケット逝っちゃった?」
メカ「スリーブが落ちたかもしれないですね」と。
僕 「あと1アタック行ける?」
メカ 「わからないです」
エンジンを止め、
マシンを降りました。
9時~10時の占有枠で、
僕ら以外に4台のマシンが走ってるので、
迷惑を掛けるといけないので、
みんなが走り終わってから1アタック行ってみようって提案した。
車はピットで、
ジャッキアップされ、
タイヤウォーマーを巻き待機。
セッション終了間際、
みんなのアタックが終わった後、
トップフューエルのアタックを開始。
エンジンに少しでも負担を掛けないようアウトラップ。
最終コーナーから、
全開で立ち上がり、
1コーナーへ。
1コーナーを立ち上がり、
ギアを3速から4速へシフトアップしたら…
クラッチが滑った?
ギアが飛んだ?
慌ててもう1つギアを上げ1ヘアへ。
1ヘアを立ち上がり、
ダンロップへ進入し、
立ち上がりでまたクラッチが滑った?
とりあえずギアは壊れてなく、
クラッチが滑ったと判断。
そのままフィニッシュまで行き…
52秒538
あれとあれがなきゃ、
まだまだ行ったな。
もう1発アタックできないだろうか?
エンジンはまだいけそう。
タイヤもあと2セットある。
ピットに戻り、
チームに「もう1発行こう!」
慌ててタイヤを交換し、
もう1発チャレンジ。
お願いお願いお願いお願い!
エンジンよ持ってくれ!
持ってくれぇ~!
やさしくアウトラップを回り、
バックストレート真ん中から加速開始!
最後のアタックへ。
1コーナー
1ヘア
ダンロップ
2ヘア…
順調にクリアし、
バックストレートへ。
ここまで、
かなり手ごたえを感じてる。
ところが!
バックストレートで、
ボンネットから、
大量の水が噴き出した!
わわわわ!
頼む頼む頼む頼む、
ゴールまで…
ゴールまで行かせてくれ…
エンジンごめん!
エンジンごめん!
ゴールまで行かせてくれ。
水がフロントガラスにビシャビシャ掛かりながら、
最終コーナーに突入。
コースを少しはみ出しながら、
フィニッシュラインで出たタイムは…
51.762
出たぁ~
51秒台!
ストレートは233km
今回走るまでは、
アンダー鈴木君の出した51秒1というとてつもないタイムは、遥か遠く全然見えない領域でしたが…
今日、初めて彼の背中が見えました。
今日の気温は6度。
煮詰まった状態でのアタックではなく、
まだ上がりしろはあるし、
条件もまだ良い日はあるし、
今日のアタックはトラブルを抱えてて、
ちゃんと手順を踏んでのアタックではなかったし。
これは50秒台も視野に入ってきたな。
アンダー鈴木君のスーパーシルビアは、
車重1050kg
トップフューエルのS2000は、
車重1150kg
ここに100kgの差がある。
これは、
トップフューエルのS2000が重いのに速くて偉いじゃん!って事ではない。
軽い車を作った鈴木君の努力が凄いんだ。
2台のセクターを比べてみよう。
下がトップフューエル
セクター1で0.4秒
セクター2で0.1秒
セクター3で0.1秒
最高速で4km
これで見ると、
セクター2、3のコーナリング区間はそんなに差がなく、セクター1と最高速で差がある。
これはやはり車重が効くポイントだ。
この0.6秒差をひっくり返したいなぁ~
トップフューエルさんの努力のお陰で、
とりあえず51秒台まで来ました。
凄いマシンだと思います。
あちこちのサーキットでコースレコードを出してきましたが…
あと少しで完全制覇が見えてきました。
トップフューエルさん、
あと少し、
あともう少し頑張りましょう!