ノートPCの液晶パネル交換 | NOBのブログ(仮)

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天文ネタを中心に、ありふれた何かを書きたいと思います。

 少し前の話ですが、2018年7月に、今まで利用してきたデスクトップPCの調子が悪くなり、Windowsが急に落ちてしまう症状が多発する様になったため、思い切って新調する事に決めました。

 この時、本体とは別に、天体撮影用PCとしてThinkpad X220を使っていましたが、最近はノートPCでもデスクトップと同等な性能を持っているので、ノートPCを購入し、天体撮影用PCとしても使う事にしました。

 そこでいくつかのパソコンショップを巡っていたところ、購入できる価格と店員さんのトークに負けてツクモのゲーミングノートPC N1545K-710/Tを購入。

 


 スペック的には満足でしたが、購入時には気付かなかった(気付けよ)のですが、天体撮影時にPC画面を見ると、見える範囲(視野角)が狭い点でした。いわゆるTN方式液晶と言われるもので、特に上下に視点をずらすと、画面の色調が変になるというシロモノでした・・・。

 液晶のタイプについては下記のリンク先がわかりやすいと思います。
  →IPS液晶パネル TN液晶パネル VA液晶パネルそれぞれの特長についてご紹介

 自宅では据付モニターにHDMI接続している為、本体の画面は持ち出した時しか見ないから良いかなと思っていたけど、一晩中見るには少々キツくなってきたので、交換出来るか情報を収集してみると、どうもショップブランドのPCは台湾・中国系のOEMメーカー品を採用してる事が多い事が分かってきました。
 そうなると液晶も汎用品を使用しており、交換も可能では・・・と思ったけど、確証が無いのでずっとモヤモヤしてました。

 そんなこんなで1年ほど過ごしましたが、モヤモヤ解消に向けて何か確証がないかと思い切ってPCの液晶パネルのモデル名を確認する事にしました。(1年保証も切れましたし・・・)

 まずは、ヒンジ部分の液晶カバーを固定してるネジ2本を取り外す為に、ネジ穴の化粧カバー取り外し。化粧カバーはゴムで埋められてるのでつまようじで簡単にはがせます。


  
  
 次に、ネット上のカバー取り外し解説を参考に、液晶とカバーの隙間に指を差し込んで、液晶のフロントカバーを慎重に取り外してみると、意外と綺麗に外す事が出来ました。

 


 ただし、カバー取付のツメを折らない様に、また、液晶下部に両面テープ貼ってあり、カバーと接着されている部分が有ったのでその部分は特に慎重に作業を行いました。特にツメなんか折った日にはカバーが固定出来なくなりますからね・・・

 

 パネル全体が見えたら、あとは楽勝でした。液晶4角のネジを外して、裏側に接続されているコネクターを取り外すだけでOK。

 

 


 液晶パネル裏側に貼付していたラベル記載のモデル名(B156HTN03.8)とネジ穴位置を参考にAliexpressで探してみると、以下のパネルが使えそうでした。
 


↓見つけたパネル
15.6" IPS LP156WF6 LP156WF4 SPL1 SPC1 SPK1 SPB1 SPA1 B156HAN01.2 30 PIN EDP 1920 1080 laptop lcd screen panel matrix

 IPS液晶なのに送料込みで5千円程度と、最悪合わなくても諦められる金額だったので注文。
 (しかしまぁ・・・憧れのIPS液晶がこんな値段で売ってる事自体に驚愕です。)

 ちょうど新型コロナの影響で、物流の混乱が発生している最中での注文だったため、1か月半近くと予想以上に時間がかかってしまいましたが、大きめの箱にしっかりと梱包された状態で到着しました。

 到着後、早速取付を行ってみました。パネルのモデル情報を確認した際の手順と同じように外し、後は逆の手順で新しい液晶を取り付けして完了。
 


 液晶のフロントカバーを取り付ける前に通電確認して、無事表示されている事を確認。ドット抜けもなさそうということで、続けてカバーを取り付け作業を行って完了。
 さすがIPS液晶だけあってどの角度から見ても大きな崩れは無く、十分普段使い出来るクオリティでした。

 後は他府県への移動自粛が解除さ、実地で確認出来れば言う事なしですが、果たして今月19日に解除されるのか・・・。