美しい日本の憲法をつくる山口県民の会 設立総会 | 衆議院議員 岸 信夫 オフィシャルブログ「の・ぶ・ろ・ぐ」Powered by Ameba

美しい日本の憲法をつくる山口県民の会 設立総会

 今から70年前、我が国は戦争に敗れました。大戦により国土は焼野原となり、多数の命が失われ、我が国・国民は失意のどん底に突き落とされました。国の主権が奪われ、GHQによる占領政策がすすめられる中、昭和21年11月3日に日本国憲法が公布され、翌年5月3日には新憲法が施行されました。
 戦争によりすべてが失われ、とたんの苦しみの中から、私たちの父祖たちは不断の努力により立ち上がり、そして今に続く我が国の平和と繁栄を築き上げてきました。
 敗戦から7年後には我が国は主権を回復しました。 昭和31年には国連に加盟し、39年には経済協力開発機構OECDに加盟して自由主義の先進国の仲間入りを果たし、東京オリンピックも開催しました。 まさに、国際社会の一員として、さらに世界を先導する国として、世界の平和と発展、安定に対しても責任を果たすべき立場となりました。 我が国の姿は大きく変貌を遂げてきたのです。
 国際社会の抱える重要課題も山積しています。 貧困や暴力、気象変動や環境問題など地球規模の課題に対して、もはや一国だけでは対処できず、国際社会が協力をしてゆかねばなりません。我が国だけがこうした課題から目を背けて一国平和主義をとることは許されず、積極的な国際貢献を通じて誇りある独立国としての責任を果たしてゆかねばならないのです。
 
「戦争の惨禍を繰り返してはいけない。子供たちに同じ苦しみを与えてはならない」この気持ちは昔も今も全く変わることはありません。しかし、我が国周辺の安全保障環境は近年激変し、冷戦期以上の緊張した状況さえ頻発しており、国家の存立も国民の安泰も危機に瀕していると言っても過言ではありません。だからこそ、こうした変化に対して、日本の独立と国民の命、財産を守るため、万全の態勢をつくってゆくことこそが、いま我々に求められています。
悠久の歴史と美しい自然に恵まれた国土と文明をもつ日本。常に国民とともにあり、国民の安寧と国家の安泰を祈り続けてこられた天皇を国民統合のよりどころとし、国民相和して共生してきた日本。戦後占領下、GHQにより一週間で書き上げられた日本国憲法は、こうした我が国の国柄を表したものにはなっていません。
 また、我が国をめぐる内外の諸情勢が刻々と変化してきているにも関わらず、一度も改正されることもなく、今では世界最古の憲法とも揶揄される、現実社会からかい離してしまった日本国憲法のもとでは、国を守り子供たちに引き継いでゆくことさえ困難です。
 今こそ、我々日本人自らの手で、我が国の伝統文化に基づいた、国柄にふさわしい憲法に改め、世界で誇れる美しい日本を、子供たちに引き継いで行こうではありませんか!

ようやく巡ってきたこの機運を逃すことなく、憲法改正に向けて国民運動先頭に立って行動してまいりましょう!
 県民の会としましては、本日の結成を機縁として、「憲法改正、待ったなし」の合言葉のもとに憲法改正国会発議を強く要請し、国民投票での過半数賛成を絶対に勝ち取らねばなりません。

舞の海さんに「可能性への挑戦」と題して素晴らしい聴衆を魅了する講演をしていただきました