中東訪問 | 衆議院議員 岸 信夫 オフィシャルブログ「の・ぶ・ろ・ぐ」Powered by Ameba

中東訪問

7月19‐25日の間、エジプト、ヨルダン、イスラエル、パレスチナ自治区を訪問してきました

【エジプト】
 エルシーシ大統領への表敬し,まず大統領就任の祝意を伝え、安倍総理からの親書を渡し、幅広い層の人々が参加できる形で政治・経済運営が進められることで安定と繁栄が実現されるよう大統領のすぐれた指導力を発揮されることを期待する旨お伝えした。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/eg/page4_000583.html
 
シーシ大統領、シュクリ外相、鈴木大使と共に

 我が国はエジプトの古くからの友人としてエジプトの開発を支援してきており、今後民主的社会の形成と経済社会の安定に向けた取り組みに対する支援を更に積極的に進めてゆく方針を確認。農業の生産性向上に資する「新ダイリュート堰群建設計画」に新規円借款を供与する方針。

観光大臣と共にルクソールを訪問。エジプトからは日本人観光客が戻ってくることに期待が示された。
 

 今後 議会選挙が自由かつ公正に実施されることを期待。エジプト政府が痛みを伴う経済財政改革に着手していることを評価し、今後も改革努力を支援してゆく。
戦略的パートナーシップ深化のため、政府間を含む様々なレベルの交流と協力関係の強化について大統領と合意。大統領が近い将来日本を訪問していただける様招請した。
 また緊迫する中東情勢についても意見交換。特にガザ情勢については停戦実現に向けたエジプトの外交努力を支持し、事態の早期鎮静化と持続的な停戦合意にむけ連携してゆくことを申し上げた。

ナイル川に映える夕陽

【ヨルダン】
ジュデ外相と中東情勢について意見交換し、ガザの停戦への連携継続を要請した。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001094.html



外務次官招待によるイフタール


モーセ終焉の地 ネポ山頂よりヨルダン渓谷越しにエルサレム方面を望む。霞の向こうに死海がうっすらと見える。


【パレスチナ・ヨルダン川西岸地域】
 23日、アンマンから陸路国境を渡り、パレスチナ自治区へ。
 
まずは世界最古の町とも呼ばれるjerichoで、我が国の支援による農産加工団地、下水処理場を視察。


その後、UNRWA(国連パレスチナ救済事業機関)の医療施設を訪問。我が国はパレスチナ難民支援を地道に、積極的に続けてきています。現場トップを務めるのは日本人医師です。こうした現場の活動が高く評価されています。


 
ジェリコからエルサレムに続く高速道路と、イスラエル-パレスチナを分断する壁。


イスラエルの入植者による一方的な住宅建設も進んでいる。


ヨルダン川西岸のラマッラで自治政府のハムダッラー首相を訪問。暴力の連鎖を断ち切り、ハマスがロケット弾攻撃をやめ、双方が最大限の自粛をし、即時停戦が実現するよう要請しました。


アラファト廟で献花

【イスラエル】
 
ネタニヤフ首相自らガザから飛来するロケット弾の状況について説明。意見交換。
こちらからは停戦の実現を重ねて要請。

 
イスラエルではこの他、ハネグビ外務副大臣、リブニ司法相と会談しました。


キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖地が重なるエルサレム

【再びヨルダン】
テルアビブ空港からトルコイスタンブールに出る予定だったが、ハマスのロケット弾が空港近くに飛来していることから、航空会社が路線キャンセルしたため、急きょ陸路でアンマン経由帰国。

アンマン空港ではテルアビブ発とやはり治安が急速に悪化したリビア・ベンガジ発の便がキャンセル。