在外邦人の安全確保に関するＰＴ報告

１月のアルジェリア邦人拘束事件をうけて、海外で活動する邦人がテロ活動など様々な事件に巻き込まれた際に保護し安全に輸送するための法整備・強化が急がれ、与党（自公）でＰＴを組織し９回にわたって議論し報告書を取りまとめました。

平素からの情報収集・集約・官民での共有の機能を強化し、そのための人的基盤の強化をはじめ外交実施体制の強化の必要性、緊急時に車両による邦人輸送を可能にする邦人保護手段の拡充（自衛隊法改正）などについて意見を取りまとめ、政府に要請してゆくことになります。

　特に陸上輸送については、輸送の安全確保要件、任務遂行のための武器使用を認めるべきかなど、激しい議論が交わされました。

　しかし自衛隊法改正のみがフォーカスされるのは本意ではなく、総合的な外交力強化について更に取り組んでゆくことを求めています。今後、与党政策責任者会議等を経て総理に報告します。