岸信夫メールマガジン 政治経済ニュース ２０１１年８月号－１－

　お盆はいかがお過ごしでしたでしょうか。
　今年は国会会期が8月31日まで延長され、ゆっくりと休みを取ることは出来ませんでした。12日の本会議後に地元に戻りましたが、15日には例年通りに靖国神社参拝と戦没者追悼式に出席、夜には上京された県の遺族連盟の方々との懇談会に出席しました。
　さて、粘りに粘った菅氏もようやく辞任するようです。月末にかけて民主党は新代表選びに忙しそうですが、菅氏が辞任を示唆した6月2日以来2カ月以上にわたり、政治の混迷が続いてきました。震災復興、原発被害対応についてもリーダーシップの欠如で遅れ遅れで、諸外国からの信頼失墜は甚だしい。特に日米関係では9月の首脳会談は見通しが立たず、日米安保50年を経て目指していた新たな安全保障共同宣言の取りまとめも断念に追い込まれました。中国軍事力の台頭に晒されている我が国にとって、平和と安定の礎である日米同盟の発展強化は欠かすことが出来ませんが、米国は現政権をパートナーとすることに価値を見出していない。独立国家としての強い意志を示すことのできる政治にむけて、まずは国民からの信頼回復の第一歩として出来るだけ早い総選挙を目指すべきです。

◇◇◇月例経済報告◇◇◇