岸信夫メールマガジン 政治経済ニュース 2011年3月号 | 衆議院議員 岸 信夫 オフィシャルブログ「の・ぶ・ろ・ぐ」Powered by Ameba

岸信夫メールマガジン 政治経済ニュース 2011年3月号

◇◇◇岸信夫より一言◇◇◇

 この度の大震災・津波により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 災害発生から2週間が経ちました。原発事故も加わった複合災害に対し、迅速かつ大胆な対応が必要で、まさに今こそ行政や専門家の知識を生かす政治の智慧・リーダーシップを示してゆかねばなりません。各地では災害被災者支援の動きが広がり、物資が被災地集積場に集まってくる一方で、避難所によって極端な物資の過不足があります。現地の役場機能自体が喪失してしまい、効率的に分配ができていませんでした。物資の輸送の確保など緊急に取り組むべき事項について22日にも自民党から以下の項目について政府に対し申し入れをしており、各党実務者会合は毎日開催され、全面協力体制を取っています。

1.ガソリン・灯油・軽油・重油などの燃油の確保と供給

2.サルベージによる港湾機能の速やかな回復など輸送ルートの確保。

3.ゴミ対策

4.市町村役場機能の回復のため、他の自治体からの支援・OB活用などバックアップ体制を確立する

5.安全な地域を確保し仮設住宅を建設。つなぎ措置として公営住宅、民間賃貸住宅を活用するため、需給の正確な把握と、移転などの費用を国が全額負担することを明確化する

6.企業の資金繰りに万全の措置を講ずる。

7.以上の緊急措置のため、22年度予備費2000億について早急に措置する

8.それぞれの課題に対応する一括窓口を官邸の設ける

9.政府の情報発信体制を効果的にする


 先日の浄水場の基準を上回るヨウ素検出についての発表は実際のリスク以上に一般の消費者の不安を煽ることとなりました。事実を迅速に発表することも重要ですが、同時に安全性についても説明し、安心感をえられるような広報・情報発信の工夫が必要です。


 国会では委員会質疑が再開。議論は震災関連が中心です。参議院予算委員会と各常任委員会での委嘱審査が行われました。外交防衛委員会でも我が国の安全確保に資する議論を行いました。

 10万人を超える自衛隊員が最前線で活動し、日米同盟のもとで米軍による最大限の支援が行われています。世界中からも支援の声が上がっている。まさにこれまで積み重ねてきた我が国の外交力が問われている時ではないでしょうか。


◇◇◇月例経済報告◇◇◇


◎今月の基調判断

「景気は、持ち直しに転じているが、自律性は弱く、東北地方太平洋沖地震の影響が懸念される。また、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある。」


※『月例経済報告』

http://www5.cao.go.jp/keizai3/2011/0323getsurei/main.pdf

※『月例経済報告等に関する関係閣僚会議資料』

http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei-s/1103-1.pdf

http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei-s/1103-2.pdf

※景気ウォッチャー調査(2月)

http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei-s/1103-3.pdf

※震災対応特別会合資料(内閣府)

-東北地方太平洋沖地震のマクロ経済的影響の分析-

http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei-s/1103.pdf

※震災対応特別会合 資料(金融庁)

http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei-s/1103-4.pdf

※地域経済動向

概況:http://www5.cao.go.jp/keizai3/2011/0228chiiki/gaikyou.pdf

中国地方:http://www5.cao.go.jp/keizai3/2011/0228chiiki/chuugoku.pdf

※内閣府の基調判断の文調は甘いとのではないか。経済に深刻なダメージを及ぼさない最大限の努力が必要です。


◇◇◇最近の関心事◇◇◇

<計画停電>

震災により東京電力の総供給電力が下がり、電力需要をカバーしきれないことが明白になったことの措置であることは理解できるものの、住民に対する説明不足のため、公平感がなく、企業も対応できない。まさに無計画停電になっている。中期的には電力需要のピークとなる夏・冬にどう対処するのか、早急な再建計画の提示が必要である。


◇◇◇編集後記◇◇◇

※募金のお願い「東日本巨大地震救援募金」(自民党)

銀行・支店名:りそな銀行 衆議院支店

支店番号:328

口座番号:(普)0037627

口座名義:東日本巨大地震救援募金

 集まりました救援募金は、日本赤十字社を通して被災者支援に活用させていただきます。


日本赤十字社に直接募金いただく場合は以下の通りです。

日本赤十字社

郵便振替 00140-8-507

通信欄 → 東北関東大震災義援金


なお、岸事務所にも募金箱を設置しております。ご協力よろしくお願いいたします。


※災害発生から時を経るにつれて必要とされる支援物資の要望もかわってきています。自民党のページもご参照ください。

http://www.jimin.jp/index.html