国境の島へ 参議院外交防衛委員会・委員派遣-那覇・石垣・与那国

10日・11日の2日間にわたり、参議院外交防衛院会で沖縄に訪問し、島嶼部の警備状況などについて事情調査をしてきました。

訪問・聴取先は

那覇：航空自衛隊　南西航空混成団等、海上保安庁第11管区海上保安本部、沖縄県警本部

石垣：石垣海上保安部（艦艇の視察）、市長、漁協組合長

与那国：町役場（市長、町会議員）等

スクランブル発進する空自F15と誘導路で待機する全日空機。民航機と自衛隊機が同居する那覇空港に緊張感が漂う。

南西海域を守るP3C


海保巡視船　「よなくに」の装備。

衝突の衝撃で支柱が破損

中国漁船が衝突してきたことにより船尾部は酷く損傷していた。

与那国島：日本最西端の地からは晴れた日には110KM先の台湾の山並みが見える。果たして将来においてもそこは台湾であり続けることが出来るだろうか。我が国も「そのとき」に備えておくことも必要なことだ。
　

かつて1万2千人いた島民も今では1600人余。国境の島の人口減少は新たな領土問題の芽となりかねない。

日本最南端の沖ノ鳥島、最東端の南鳥島、最北端の択捉島には民間人が普通に渡ることが出来ない。「日本人が居住していること」は領土の保全に重要な意味を持っている。与那国島の住環境整備は安全保障上必要なことだ。