硫黄島訪問 | 衆議院議員 岸 信夫 オフィシャルブログ「の・ぶ・ろ・ぐ」Powered by Ameba

硫黄島訪問

 日米の激戦地、硫黄島を訪問するのは2度目。4年前の3月、日米合同慰霊祭の時(http://www.kishi-jpn.com/column/09.html )に来て以来です。 もともと28日から1泊で計画していましたが、28日午後に本会議が入ったために日帰りとなりました。

 今回の目的は米海軍の空母艦載機の発着訓練(所謂FCLP:Field Carrier Landing Practice)の視察です。日程の都合でF/A18ではなく、E-2C, C-2の低騒音機の日中の訓練を視察することとなりました。

の・ぶ・ろ・ぐ 5月号 の・ぶ・ろ・ぐ 5月号
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(U-4機上より硫黄島、沈船群を望む)


 空自入間基地よりU-4に乗り約2時間で硫黄島に到着、状況説明を受けたあと、島内の視察。

 自衛隊殉職者慰霊碑、日本戦没将兵慰霊碑に顕花の後、基地関係施設、兵団司令部壕(栗林壕)、海軍司令部壕、硫黄が丘、摺鉢山、資料館をまわりました。国を憂い家族を思いながら、地熱で40度にもなる蒸し熱い壕の中で、36日間の戦闘を続け、亡くなられた方々の多くのご遺骨はいまだ硫黄島の地に埋もれている事を思うと、困難は多くとも遺骨収集を加速する努力を続けることは我々に課せられた義務であることを痛感します。

 一方、海自、空自部隊は、領土を守り、時には小笠原での急患輸送など周辺島民の生活・安心確保のため頑張っている。しかし、機械や施設は潮風による傷みが激しい。予算が足りずに十分な補充も出来ない状況の改善が必要です。


 すり鉢山頂より硫黄島全景を展望

食堂で昼食をとった後、滑走路脇で米軍のFCLP訓練を視察。

およそ1分弱の間隔でTouch&Goが繰り返される。巨大な空母といえども滑走路に比べれば遥かに小さな甲板上で安全な着艦が出来るよう徹底した訓練が行われる。

 

硫黄島より離陸 

着陸直前、夕日に映える江ノ島