防衛大学校入校式 北朝鮮による発射の確認
防衛大学校の入校式が横須賀で行われ、予定されていた副大臣に代わって出席して訓示をのべた。
入校式行事を終え12時からの観閲式までの間の休憩中の11時30分ころ、本省より連絡が入り、北朝鮮による発射が確認された。テレビでもテロップが流れる。その後の連絡で、最初の落下物が日本海に落下したあと、その他は我が国の上空を通過し、太平洋側に抜けたことが確認された。
観閲官不在では観閲式ができない。新防大生にとって記念すべき第一日目の行事を北朝鮮によってじゃまされたようなものだ。破壊措置の実施はなく、わが国や国民にも直接の被害なし、ということで、観閲式を済ませてから防衛省に戻ることとした。
官邸の安保会議から戻った大臣により幹部会議が3時に召集、本日の事態終了。
事態は一応の収束だが、国連安保理による決議などの対処、制裁措置など難しい外交課題が残っている。北朝鮮がミサイル開発を進めるなか、BMDは今のままでよいのか、日米共同対処は大丈夫か、など国防上の課題についてもキチンと議論すべきです。