ものづくりこそ地方活性化の原点! | 衆議院議員 岸 信夫 オフィシャルブログ「の・ぶ・ろ・ぐ」Powered by Ameba

ものづくりこそ地方活性化の原点!

 1863年、長州藩は最新の工業技術の習得のために、5人の若者をイギリスに派遣した。彼らは帰国後、各分野で明治維新の中核をなし、日本近代化の先駆けとなった。長州ファイブのひとり、井上勝はロンドンを走る鉄道を見て、人や物資の大量輸送時代が日本にも到来することを予感したのだろう。帰国後は新橋から横浜までの鉄道建設に尽力した。イギリスから輸入された鉄道技術は、わが国で世界最先端の高速鉄道技術へと発展している。

先日、下松で製造された高速鉄道車両が鉄道発祥の地イギリスに輸出されたという記事に接した。長州ファイブの派遣からおよそ150年後の里帰りという感じだ。

先日視察した台湾新幹線にはやはり下松から車両などが提供されている。新幹線車両のノーズ部の打ち出し技術は今年ものづくり日本大賞の経済産業大臣特別賞を受賞している。世界に誇れるわが国の、そして県内のものづくり技術は地方活性化の鍵をにぎっていることを実感している。