台湾新幹線
台湾高速鉄道(台湾新幹線)の視察を主目的として、高雄、台北に出張。
朝方中華航空機の那覇空港での炎上事故の原因がまだ判明しておらず、少し気がかりながら、夕刻のJAA機でまず高雄へ。
翌朝 交流協会高雄事務所のブリーフィングを受けた後、左営駅へ。昨年の開通以来営業成績はそこそこ順調で乗車率50%程度という。
左営駅の掲示板 300KMあまり、東京-名古屋間程度を各駅停車のこだまタイプで台北まで2時間、ひかりタイプでは1時間半で運行している。
車内はまるで日本の新幹線と同じだが、車内販売はまだまだ慣れていない様子。
乗車記念のグッズも販売中
車窓からは日本の田園そのままの風景が見える(台湾中部)。
台北駅
一昨年から何度も開通が延期されたが、漸く昨年開通、そして今年板橋-台北間が完成し全線開通となった。当初欧州勢に独占されていたが、最後の段階で日本の新幹線技術が評価され、車両などの納入が決まったが、各国の技術の寄せ集めとなって、不具合が心配されたが、今のところ順調に営業されている様子。かつて日本が鉄道を台湾に建設して100年が経ち、今度は日本の新幹線技術が導入されたことになる。わが国に新幹線が開通した後急速な高度経済成長の時代になったことを思い返すと、これから台湾がどのように成長してゆくのか、特に中国との関係において自国経済の成長を維持できるのかわが国にとっても重要な関心事項です。