安倍総理 所信表明演説

午後1時45分より安倍総理の所信表明演説。

信念のこもった、崇高で素晴らしい内容の演説だったと思います。(身びいきではなく）

地方については、地方の活力なくして国の活力はないとして、地方分権推進を通じて魅力ある地方作りをすすめるとしています。地方独自のプロジェクトに前向きに取り組む自治体に対して新たに講じる「頑張る地方応援プログラム」や、農林水産業に対する積極策など、地方にも目が届いています。

教育再生については吉田松陰がわずか3年の間に志を持たせる教育を行い、多くの人材を輩出した松下村塾が明治維新胎動の地となったことを引き合いに、家族、地域、国、命を大切にする、豊かな人間性と創造性を備えた規律ある人間の育成に向けて教育再生に取り組むことが述べられた。基礎学力の強化など、こどもに高い学力と規範意識を身につける機会を保障し、教員の質の向上のため教員免許更新制度の導入や、学校の外部評価の導入は必要で効果のあるものと考えます。

主張する外交への転換について、「世界とアジアのための日米同盟」を明確化し、日米間の信頼関係の強化とともに、中韓との関係にも未来志向で話し合っていくことの重要性を説いています。

自衛隊などの国際貢献活動、政府開発援助などは、より戦略的に進める必要があります。

そして、憲法の改正についても、しっかりと議論が深まること、改正手続のための法案の早期成立に言及しています。アインシュタインの言葉を引用して、世界の人々が憧れと尊敬を抱き、子どもたちの世代が自身と誇りを持てる「美しい国、日本」をつくるために先頭に立って挑戦してゆく決意で締め括られています。

来週から、まずは代表質問を皮切りに、臨時国会の論戦が始まります。教育基本法をはじめ重要議案が控えており、ひと時も気を抜けない状況が続きます。