小さい頃は魔法使いとかに夢をみて
ホウキで飛ぶ練習とかもした。
大きくなったら、美人になれると思ってた。
そんな事はないと知ったのは大分あとで、
結構良い大人になってから、
自分には何もないのに気がついてしまった。
私が育ったのは黄緑色のアパート
トラックに乗ってて、あまり帰ってこないお父さん
お酒が好きなお母さん
洗濯機で暮らしてる弟
そして私。
初めから、自分の人生は決まっていたんじゃないかと
最近そう思ってきた。
私はあの黄緑色のアパートから
まだ出てこれていないんじゃないか。
それは、もう頑張れない自分と
頑張りたくない自分と
憎む事も面倒になってしまったあの頃の大人達への
行き場をなくした気持ちに対しての
言い訳だろう。
これから、私か新しい朝を何度迎えても、
それか、
迎えられない朝が
ある日突然やってきても、
私が終わるまで
ずっと始まらない世界が、
途方もなく続く。
この瞬間もきっとそんな世界を
生きる人達は
沢山いる。
でも、救う事出来ないし、
わかりあえることも
何もない。
