3月16日(土)
今年は釣った魚を積極的に食べようと決意する。淡水や海水問わず。
で、早速釣ったばかりのブラックを。まずは素材の良さを活かした調理法で。
オリーブオイルとニンニクとシオコショウのシンプルなもの。
これが調理前のブラックバス。
やっぱり見事な体格の一匹。
捌いて3枚にするとこうなる。
捌いている最中は、骨の太さや皮の強靭さや鱗の硬さに驚愕しまくり。さすがにこの大きさクラスになれば『強い魚』であると思いしらされる。
家にある家庭用の包丁ではほとんど役不足だった。
釣り人としてはあの大きなお腹の中がどうなっているのかは興味があるところ。
予想では捕食した生き物がたっぷり詰まっているだろうと思っていたら実は胃袋らしきものの中は殆ど空っぽ。
そのかわり脂たっぷりの肉厚な腹部に大量の内臓(白子的な何か?)が入っているだけ。
ブラックバスの冬の冬眠に近い過ごし方や春が近いタイミングで荒食いをする姿との関係しているのかも。
臭みの源といわれる皮。
焼けば食べることもできるとはいえ、今回は丁寧に剥がして身だけを頂くことにする。
この皮、すでに書いたが、強靭さが驚愕レベル。これに堅い鱗をつけているんだから、鎧を着て泳いでいるようなもの。たぶん並大抵の魚じゃ歯がたたない。
さらに親指をも切り裂いてしまう鋭い歯。
琵琶湖内では最強クラスの強さ感じる。
こちら完成品。
味は獰猛な姿と正反対といっていいほどで、程よく締まった肉の食感とも、とても美味しくたべることができる。前評判どおりの淡白な白身魚。
しかし、調理後の匂いの残りは酷く、半日ほどキッチンではブラックバスの香りが漂っていた。あと、淡水魚だから寄生虫の心配もあるそう。まだ水が綺麗で冷たい季節だからいいけど、加熱はしっかりしたほうが安全。
次、ブラックバスのあら煮。
たぶんみんなあまりやらない。
定番の醤油と酒と味醂と砂糖に、生姜やニンニクや葱を追加して長時間煮込む。これはこれで普通に美味い。
試してみたい方はぜひ。