1月4日(木)
市街地から少し離れて。
珠洲市の名産品、『珠洲焼』について充実した場所。『珠洲焼館』
使って楽しい珠洲焼の器は、日々の食事をより魅力的にするものだけど、その歴史的経緯などより詳しいことも知りたくなったらここ。
自身も焼物については全く素人ながら、ここでの資料や軽く調べたことを頼りに基本的なことからはじめて焼物についての興味をなるべく深め。
そんななか、珠洲焼の歴史に関する話で特に好きなエピソードがこれ。
珠洲焼は中世頃にはじまりいっときは日本各地に広く流通していたものの室町時代にいったん生産が途絶え(理由不明)以降は歴史から姿を消していたもの。それが現代にいたり復活を遂げる(遂げつつある)。という話。
それまで中世の焼物は六古窯に代表されるのが通説であった中、戦後あらたに珠洲焼の釜が発掘され、当時でと存在の大きさが認め(発見さ)れる。
それまでは全く忘れられていたといっていいよなものだった珠洲焼は、そこから現代に復活されるにいたった。
そんなとても不思議な経緯をもつ珠洲焼。
資料館の近くには珠洲焼を買うことができるお店も。
現代に復活をとげた中世の焼物がずらり。珠洲焼感に溢れる館内。
店内というよりはギャラリーといったほうがしっくりくる。芸術的な空間。
もともとは中世の大衆向けにつくられた食器であるとは思えないほど。
すでにこのブログでも何度も登場している我が家の茶碗もここで買ったもの。
芸術的空間とはいいがたい生活感あふれる我が家の食卓で異様な存在感をはなっている品物でもある。
各地へ旅に出向いた際、土産に買ったそれぞれ産地のお米とともに。
さらにそばには綺麗な砂浜に遠浅の海という海水浴にはぴつたりの海岸も存在。
山の方面に向かえばキャンプ場。
自然溢れたリゾート地として訪れるにも珠洲市ではよい場所に。
奥能登らしい岬先端の眺めが広がる一帯まではあと少し。