11月6日(水)
15㎥/s ±0cm
平均 12 最高 19.9 最低 6
かなり久しぶりの東京、そして、たぶん人生初の千葉県。それぞれ違った意味で印象的なこと数多くあった。
東京までは新幹線に乗り、着いたのはすでに夜も遅い時間。そこから地下鉄に乗り換え少し移動。本当はハロウィンの騒ぎも体感してたかったものの今回はその時間の余裕はなく。ときどき駅内でそれらしい格好をした人を何人かみかけたぐらい。
日本で最も都会である東京都心でレンタカーを借りるのにずいぶん手間取り、出発したのはさらによるも遅い時間。
千葉県には東京からレンタカーで入る。東京湾奥沿い、浦安、千葉、市原、袖ケ浦、木更津といったところを通り、それらは普段とそう変わらない様子に見えた。ほぼ素通りしただけにせよ、台風や大雨の影響といったものはなく。
そういえば、台風15号が日本に上陸した時の千葉県での被害で、頻繁にテレビ等でとりあげられたゴルフ練習場の鉄柱が倒れたあの場所は市原市だった。市原市の位置は千葉市の隣。東京湾沿いから房総半島の中ほどまで広がる。そしてゴルフ練習場がある場所は中でもかなり海に近い場所かなり似た場所になるが、海の近くを走っていてもあまり変わったところはなかった。たぶん。
これは15号が上陸したのが9月9日でそれからすでに2ヶ月ほどが経っているからずいぶん復旧作業が進んだということだったのかもしれない。
そして千葉県は想像していたよりも大都会ではなかった。どちらかといえば郊外っぽく、住んで心地良さそうな、というか見慣れた感じの景色がずっと続いていた。
そんな中、最も間近な台風21号による10月末の大雨により氾濫した一宮川流域の茂原市、茂原市に入ったのは深夜の時間帯、房総半島のつけね辺りを横断する、国道409号線を通る。
市街地に入るまでは街灯もあまりない薄暗い山間を通る道を東京湾側から太平洋側に進み、ほとんど聞き取れないようなラジオの音を聞きながら長い時間を走っている感覚になった頃にやっと市街地らしき場所に近づく。
はじめは道路沿いに建物もあまりない景色からポツポツと一軒家が立ち並ぶ景色に変わった。
すると、それまでは特に珍しい景色でもなかった周囲の雰囲気が突然変わって、市街地を通る道路など、車のライトが照らすそうはっきり見えない一帯が白っぽいものになった。
ほか、深夜の薄い灯りから周囲を見ても同じ。道路や歩道、建物の敷地内の低いところ、目につく広い範囲をやや肌味がかった白っぽいものが覆う。たぶん川が氾濫した際に流れこんで溜まった泥が数日を経て乾いたままの状態がまだ続いているんだろうと思う。
少し視線をかえると歩道沿いには浸水の被害をうけた家電製品や家財道具がほぼ隙間なく詰まれ、それも同じような色合いで低い壁のような形になって、低い壁のようなものはたぶん数キロメートルほど続いていた。
風が強く吹けば白っぽいものは空気中に漂い感染症の原因となる可能性があるため注意する必要がある、というような話を確かニュースで話していたことを思いだしながら、ややスピードを下げて走る。時々、赤信号により停車して歩道脇に並んでいるものを何気なく見つめ。
深夜の時間帯のため眠気やその他のことからやや頭はぼんやり、相変わらずほとんど聞き取れないラジオから微かな声は聞こえ、いや、ひょっとしたら山の中をずいぶん走ったのですでに声は途切れていたのかもしれないが、いまはそのへんの記憶はかなり曖昧に。
ちなみに茂原市に向かおうと思ったのは千葉県の各地ボランティア参加受付の詳細が書かれたHPで最初に目につくものだったから。予め予定をたてていたというわけでなく、そこを選ぶ特別な意味があったわけでもない。
途中、そう大きくはないテナントビルかにみえる建物の一階は、たぶんショーウィンドウが歩道側の一面に貼られていたと思われる一室があり、それが今はショーウィンドウはなく部屋の中と外を遮るものも何もない状態で、薄暗いなかがらんとした部屋の中のものが散乱している景色が道路上からも見ることができた。
市街地らしき場所に近づくにつれ建物の密度はまし、ただ、さほど都会の印象はないが、時々で上に書いたような建物がいくつかあるようだった。
市街地に近づく前、一息入れるためンビニエンスストアに立ち寄る。すると、そこでの店員さんは、深夜だというのにずいぶん笑顔で丁寧な接客をしてくれた。特に高いものをかったわけでもない。
それから今までに書いたような景色を見たので思うところはずいぶんあった。
ボランティア保険の件はもったいないことをしてしまったと、朝になり準備不足を悔やんだ。
ここまでブログを書いてその最中にグーグルのストリートビューで自分が通った場所を再確認すること何度か。
茂原市を通っていた時は、一瞬、携帯のカメラで特に印象的な場面を撮影しようかと迷いはしたが、すぐにそんな気持ちはなくなってしまっていた。