フッと視線を上げた先に見えたもの。

なんとなく空想したくなったので、空想タイム。


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フッと視線をあげた。

ドキリとした。


目っ。


昔遊んでいたお友達から貰ったロボットの目に似ている。

上を向く目、下を向く目、いつもどこを見ているのかわからなかったあの子。今はどこに行ったのかと、記憶を探ろうと試みても思い出せない。


懐かしいあの子はいつも、リビングの木で出来た家具の上に置いてあった。

あれはなんだったかな。

確か隣では時計がカチコチ動いていた。


懐かしいあの子に会いたくなった。

視線の先の目は、目のような何かに、君もどこかを見ているの?どこを見ているの?わたしを見てと、問いかけながら視線をあわせたくなる。