海の日空想。今日もしてみました。
今日はとっても暑い1日で、氷もアイスクリームも風も水も恋しくなる日。


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きゃっきゃうふふ。

目の前に広がる光景を見ながら、最近聞いた表現を思い出す。きっと、こんな光景を表現するだろうな。あんなに静かだった海が今日はとても賑やかだ。
波と戯れる男の子と女の子。まるでマンガのワンシーンのような波との戯れに、勝手にストーリーを当てて楽しむわたしの隣で笑い転げる君。日差しが照りつける砂浜は眩しくて、そこで見る激しい恋の嵐に、遠くに見える波を指差す。そして、あそこは?と、ストーリーをおかわりし、やっぱりずっと笑ってる。毎年恒例行事だ。

「またきゃっきゃうふふしてる!」
「わたしたちもしてくる!」

わたしたちを指差しながら後ろを走り抜ける子供たち。最近みんなで覚えた言葉を連呼しながら、浜辺に降り立ちじゃれあいながら、やっぱりずっと繰り返し呪文のように繰り返している。

「きゃっきゃうふふしてる」
「してるっていうか、言ってるでしょ」

笑いあうわたしたちに、子供たちが指差しながら笑ってる。