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3月最終週。テレビ画面の向こうからは、すでに新年度の空気を感じています。
ですので、わたしも少しずつ新年度な気分になりつつあるわけですが、考えてみたら明日はもう4月。
そんなわけで、4月に入ってから...と思っていたのですが、倉敷藤花戦のトーナメント表をご覧いただいた方で、お気づきの方も多いかと思いますので、1日早くお伝えしたいと思います。

本年度をもって、降級点制度の規定により、公式戦引退となりました。
20年間、よくぞ生き残れたな。という不甲斐ない成績の選手生命でしたが、ここまで応援いただいた皆様には申し訳なく思うと同時に、このような私に気持ちを運んでくださったことに、感謝申し上げます。ありがとうございました。

引退通知のお手紙を頂いてから、今まで、今後の事を考えていましたが、女流棋士を引退するわけではないので、対局以外の、教室や将棋番組出演等は今まで通りさせていただけますので、皆様にはこれからもどこかでお会い出来るかと思います。

その中で、将棋界の発展や普及のために今の自分がどのようなことが出来るのか、させていただけるのか。微力かもしれませんが、そのようなことも考えています。
そして、新たな挑戦や、さらに深めたいことを探し、そこに取り組める自分でありたいと思っています。

そんなことを考えながら映画などで表現者を見ていたら、物語のシャワーを浴び、その物語の連鎖で作られた花の鳥籠に入り込んでしまった心境です。

女流棋士として、一個人として、今後何が出来るのか、したいのかということを改めて考えさせられている時期ではありますが、一時でもいい。安らぎや笑顔溢れる時間が少しでも多くありますように、と願う日々です。
そこに、将棋界の何かがあったとしたなら、嬉しいです。

明日から、立場が変わり、少し環境や心境が変わっていくわたしですが、今後とも甘く温かく見守っていただけると幸いです。よろしくお願い致します。

そんなわけで、おはようございます。
今日は3月31日。素敵な1日でありますように。

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