海外では、美術館で写真が撮れたり、模写をしている人がいたりする場所もあるらしいが、日本ではあまり聞かない。
いや、聞くほど知ってるわけじゃないけど。
そんななか、ミュシャ展では撮影エリアがあったので撮ってきた。
しかし、撮ってみたのはいいのだけれど、大きすぎるし人がわんさかわんさかの中、皆々さまが撮影してるので、キレイに全体が撮れるわけもなく、人が映らない一部分だけ切り取るようにして撮った。
でもこれじゃ、書いた本人としては不本意なんじゃなかろうか。
とか思いながらも、「しっつれ〜い」と心の中でミュシャさんに謝りながら切り取った。
タイミングが良ければ撮れそうな絵もあったけど、タイミングが悪いのか、誰かしら絵の近くにいてちゃんと撮れなかった。
カメラ構えながら待ってるのも、他の人にも迷惑そうだから、そそくさと退散したけど。
それにしても、行ってから読んでみた今回のミュシャ展について。
事前に知っていたほうが、より感激したのか、知らなかったからこそ、入った瞬間に目に飛び込んできたキャンバスの大きさへの衝撃が大きかったのか。
“ 本展はこの《スラヴ叙事詩》をチェコ国外では世界で初めて、全20点まとめて公開するものです。”
大きさだけではない。
1番最初に展示されてた、『原故郷のスラブ民族』の星空に感激していた。
あの空だけでも、うちに持って帰りたい。
何度も言うが、大きすぎて全体を丸々見渡すことができない。
近づけば一部にフォーカスされてしまうし、離れれば人影で下が見えない。
この迫力を完全に満喫することは出来なかったけれど、少し離れた場所からしばらく星空を見上げていた。
周りの人からしたら、さぞかし迷惑な人だったろうと思うけど。
部屋の真ん中に立って、360度独り占めしたいと、贅沢な願望を胸に他の絵も見渡した。
それにしても、これ以上大きな絵、天井より高さのある絵ってあるのかな。
もしあっても、ここには展示できないのかな。
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