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駒が乱れてるけど、この状態でずっと楽しそうに感想戦をしている対局者。
視聴者は、内容についていけてなくても、楽しそうな2人を見て、それが楽しい。
そんな感じの深夜25時半頃の生中継中。

昨日は朝から、今日に日付けが変わるまで、今期の名人への挑戦者を決める、将棋界の長い長い1日でした。
ニコニコ動画や、AbemaTVやら見てたらあっという間に1日が終わってしまった。
4局同時だし。



ニコニコでは、感想戦の様子が25時半過ぎてもLiveで流れてたけど、対局者は流れてるのをまるで意識してないみたい。
だから、普段通りで自然体での様子がずっと流れてて、視聴してておもしろかった。

最初は、取材陣向けに丁寧に、実際に並べながら感想戦してたと思うんだけど、たぶん途中からはふたりの世界。
そうなると、脳内の将棋盤を使っての感想戦がはじまって、でもたまに駒をなんとなく動かすから、盤の上が乱れてる。
この状態でふたりは、本日の将棋を振り返って楽しそうに検討しているのです。

結局、駒を片付けながらも話してて、最後の一礼をして、コート取り出したり、帰り支度しながらも話してて、最後、片方が部屋を出て行く寸前まで感想戦してた。
結局、終局してから1時間半くらい?

これがよそ行きじゃない、普段通りの棋士の姿で、なんだか貴重な画を見れている気がする。


で、今期、名人への挑戦権を獲得したのは、稲葉陽八段。おめでとうございます。

そして、4月から2ヶ月かけて、佐藤天彦名人との七番勝負を行う。楽しみですね。


今年度1年かけて戦ってきた結果が、こちら。
今日1日で、全対局こなしたわけじゃないよ。

他のクラスも、昇級降級争いが白熱中です。


*野田澤彩乃*