今日は夫の神経内科の受診があり

行ってきました。

先日の退院時には嚥下機能がかなり落ちていて

しばらく気が抜けない状態でしたが

徐々に回復して来ていて

今は食事の半量は全食できているようです。


ですが経口摂取ができなくなった時に

どうするかも考えなくてはならない時期に来ていて

私は受診の前に夫に胃ろうの話などを

しなければならない事がとても辛くて

落ち込んでいました。


飲み込めなくなっても何もしなければ

そのまま衰弱して最期を迎える。

でも胃ろうをしたところで点滴をしたところで

いつかはその時が来る。

私の役目はそれを側で見守ること?

辛い。辛すぎる。できるの?私に。

でも私がやらなければならないでしょ。

私しかいないでしょ。

と自問自答しながら泣けて泣けて仕方なかったです。


そして今日病院でどうしたいか本人に聞くと

首を横に降って「いい。(胃ろうはしない。)」と

言いました。

予想できた返事でした。

夫は元気な時から私が聞いてもいないのに突然

「延命はしない。」と言っていました。

元気な頃は、そうなんだ、ぐらいで

深く考えてませんでしたがいざ近くなって、

このまま何もしないで夫を逝かせてしまうなんて

あり得ないだろう…

飲み込みが難しくなって来ただけで

食欲はあるんです。

ただ誤嚥を恐れて半分しか食べさせていないだけで。


診察室に入り、先生の話では胃ろうは

誰でも造れる訳ではなくて

検査しなければならないそうです。

私が、「じゃあ検査だけでもしとこうね。」と

言うと、夫がまた否定しようとしたので

夫の手を握って何とか、うなずかせ

来週検査をする事になり予約を取りました。


先生は、本人が嫌なのに無理に造ることはできない。

だけど検査だけしておいてそれから決めても良いし、

よく考えてからで良い。

すぐに決めなくていいからね。と夫に言ってました。


自宅に戻ってから私は

私の気持ちとしては胃ろうをしてでも生きて

欲しいけれど、夫が飲み込めなくなって

それで本人が自然に逝きたいなら

そうさせてあげるべきではないかと思えて来ました。

私のエゴで無理矢理、命を繋ぐのも辛いです。

食べる楽しみさえなくなったら

生きていたくないかもしれない。

今でさえ、ドロドロの、人が食べるとは

思えないような食事です。

もういいよ。もうこれ以上いいよ。

夫は口には出さないけれど

そう思ってるかもしれません。

夫の命だから。夫がしたいように。

私はめちゃくちゃ悲しいけれど

どの道いつかはその時が来るのだから。