「まさか、私のようなものに、これを食べろと言うことではありませんよね?」
ヨンの居所の中に運ばれてきた食事を見て、ラオンは小さな声で尋ねた。
「では、つい先ほど食事を終えたばかりの私に食べろと言うのか?」
「しかし(ハオナ)・・・・。」
「今日一日私の後ろを守り、ご苦労であった。きちんと食べれなかったであろうから、早く食べよ(オソ モゴラ)。」
「ですが、私がどうして世子邸下(セジャチョハ)の夜食に手を付けることができましょう?」
扉の前に描かれたチェ内官の影を見ると、ラオンが震えるような声で囁いた。周りは全て下がれと言うヨンの言葉に、チェ内官を始め、全ての東宮殿(トングンジョン)の宮人(クンイン)たちが居所の外へと下がっている状態だった。しかし、扉一枚を挟んだだけで、四方に耳があるという事実は変わりなかった。特に、チェ内官は、低い咳払いで自分の存在感をしっかりとラオンへと伝えてきていた。
ヨンがむっつりした表情で言った。
「私が許可したことに、畏れ多くも誰が文句をつけるというのか。」
ラオンの唇がツンと突き出された。
花草邸下(ファッチョチョハ)には問題なくても私には問題があるということです。
そんな内心など知る由もないヨンが、薬菓(ヤックァ)一つをつまんで言った。
「食べよ(モゴラ)。命令だ(ミョンイダ)。」
ラオンは、ため息をつくと、それを両手で受け取った。いや、受け取ろうとした。
しかし、不意打ちに、口の中へと入って来た薬菓(ヤックァ)に、うろたえてしまった。ヨンが自らラオンの口へと薬菓(ヤックァ)を放り込んだのだ。
「あぁぁ(オオオ)・・・・。」
口内一杯に詰まった薬菓(ヤックァ)のせいで、ちゃんと話せないラオンがおかしな声を出してしまった。
「宮殿の秘宝出作られた特別な薬菓(ヤックァ)なのだが。どうだ(オットニャ)?味はうまいか(マシ ケンチャンヌニャ)?」
もちろん美味しいです。市場のおかずであれ、空っぽのお腹の中には何が入っても美味しいんじゃないでしょうか。ましてや、宮殿の秘宝で作られた特別な薬菓(ヤックァ)だなんて。その通り、口の中でサラッと溶けてしまうような気分です。しかし(ハジマン)・・・・畏れ多くも王世子(ワンセジャ)の夜食を奪って食べる宦官だなんて・・・・・後難が恐ろしいです。心から。
ラオンは意識的に扉の外へと視線を移した。今すぐにでも扉が開いて、剣を持った武士(ブイン)たちとチェ内官が王族冒涜罪を掲げて攻め込んできそうだった。しかし、ラオンの考えはそれ以上続けることができなかった。
「食べよ(モゴラ)。」
「私が・・・・・。」
いただきます(モッケッスムニダ)。いえ、私の手で食べなければなりません。
しかし、彼女の異議は今回も最後まで唱えさせてはもらえなかった。ラオンがぶつぶつと異議を唱える前にヨンが薬菓(ヤックァ)を彼女の口の中へともう一度、放り込んでしまったためだった。
「もらえるままに食べよ(クニャン ジュヌン デロ モゴラ)。これもまた、命令だ(イ トハン ミョンイダ)。」
「いえ、そのようなことができるはず・・・・・むぐっ!」
***
一体この中で何が起こっていると言うのだ?何度も聞こえてくる妙なうめき声に、チェ内官の眉間の皺はさらに深くなった。
「このようにされてはいけませ・・・・・うぷっ!」
「これ以上抵抗するな。命令だ(ミョンイダ)。」
扉を挟んで聞こえてくる声に耳を傾けていたチェ内官の目が大きく見開いた。このようにされてはダメだ?これ以上抵抗するな?これは何と怪しいことを言うのだ?
「ううう・・・・・。」
「どうだ(オットニャ)?嬉しいか(チョウニャ)?」
「・・・・・ひどいです(ノムハシムニダ)。」
「オホッ!畏れ多くも王世子(ワンセジャ)である私の命に逆らうつもりか?」
「それでもこのようになされては・・・・うっ!」
これ以上はダメだとばかり、チェ内官は周囲にいる宮人(クンイン)たちへと手で合図を送った。
皆が遠くへと退いた。
万が一にも宮内で世子邸下(セジャチョハ)に対する正しくない噂でも立ってはと、恐ろしかった。彼の厳しい目に、東宮殿(トングンジョン)の宮人(クンイン)たちが声もなく誠正閣(ソンジョンガク)の外へと出て行った。これで誠正閣(ソンジョンガク)の中を守る火とはもはやチェ内官ひとりだけだった。それでも、彼の皺のよった顔はさらに険しくなった。宦官とは何か。王の傍で手足となり補佐をするのが宦官の任務だった。それからまた、お仕えする主君(チュグン)が正しい道を進めるよう引導することも、やはり宦官の任務であった。
女人(ヨイン)を見る目が岩でも見るような邸下(チョハ)に、このような並々ならぬ趣向があったとは。
年老いた内官の目尻に、じわじわと涙が溜まった。どうして邸下(チョハ)がこのようになられてしまったのか、全て自分のせいであるようだった。世子(セジャ)が男色(ナムセク)であられるというあるまじきことが、民(ペクソンドゥル)の耳に入ればどうしたらよいのだ?そのようなことは、この国(イ ナラ)朝鮮(チョソン)の宗廟社稷(ソンミョサジク:王室の祖先の霊を祭る場所)が揺るがすことだ。まだ遅くはない。道が違えば、進まないのが道理。今からでも正しい道に邸下(チョハ)をお導きするのがこの老人がすべき使命だ。この老いた身体をちりあくたのように燃やして、私たちの邸下(チョハ)を正しい道へとお導きしなければ。意志を固くしたチェ内官は、皺くちゃの口元を気丈にして尋ねた。
「邸下(チョハ)、邸下(チョハ)・・・・・。」
憤然とその場を振るって起き上ったチェ内官がまさに今口を開こうとした時、誰かが彼の後頭部を、トントン、叩いた。反射的に振り向いたチェ内官に驚いた表情を浮かべた。
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まだ、あれ以降の情報はないですね☆
決まるまで静かに・・・待てませ~~~~んヽ(;´ω`)ノ
うるさくって、ごめんなさい。。。
きっと、決まってしまったら・・・・もう地中深く埋まってしまう気がするわ・・・。(; ̄ェ ̄)
『ボーイフレンド』は見れないだろうし・・・(もともと、年上の女性ものが苦手なのもあり(^◇^;)しかも離婚した女性ってことで・・・はまれないかもで・・・好きすぎるボゴム君が辛い思いするドラマも見れないかもで。。。(_ _。)ファン失格かなぁ・・・☆)
『イルトゥチョン』は、心配で見ちゃうな。どっちにしろ、ストーリーは絶対好きだろうし(TωT)ただ、主人公が好きになれなかったら見れなくなっちゃうなぁ・・・。。o゚(p´⌒`q)゚o。 ビエェーン!!
***
「まさか、私のようなものに、これを食べろと言うことではありませんよね?」
ならば、今食べたばかりの私にこれを食えと?
食え。命令だ(ミョンイダ)。
・・・・できませんっ!!!
王世子である私の命が聞けないとでも???
でも扉一枚挟んだ外にはチェ内官様もいらっしゃるんですよ!?
そのようなこと・・・!(泣)
((((((
ひょい
っ!!!!!!!
「このようにされてはいけませ・・・・・うぷっ!」
「これ以上抵抗するな。命令だ(ミョンイダ)。」
扉を挟んで聞こえてくる声に耳を傾けていたチェ内官の目が大きく見開いた。このようにされてはダメだ?これ以上抵抗するな?これは何と怪しいことを言うのだ?
「ううう・・・・・。」
「どうだ(オットニャ)?嬉しいか(チョウニャ)?」
「・・・・・ひどいです(ノムハシムニダ)。」
「オホッ!畏れ多くも王世子(ワンセジャ)である私の命に逆らうつもりか?」
「それでもこのようになされては・・・・うっ!」
あははは~~~(笑)
完全にあらぬ方向へと勘違いしちゃったチェ内官(笑)(笑)
もう~~~恥ずかしいっ!!(笑)もじ(´pq`*)三(*´pq`)もじ
ヨンはさ、ユンソンに勝手に食べさせられて、自分でも気づいてないうちにむかむかしちゃってたから、
嬉しくて仕方ないんでしょうね~(笑)о(ж>▽<)y ☆
・・・・女だって気付いてないけど・・。←
それに文句言うラオンを意のままにミョンイダ。ミョンイダってさ~~~
言ってることとやってること(笑)(笑)
職権乱用!!!!!!
ダイスキデス!!!!!!
スマートな職権乱用ユンソンと、
横柄ながらも世話焼きな職権乱用ヨン!!!
最高じゃないか。
餌付けされちゃうラオン。
はてさて。
誰に懐くかな。
あ。これは別の話だった(笑)また~