十一.今、かなり危ない発言をされたのではないですか?(2) | のあのあlife

のあのあlife

『雲が描いた月明かり(구르미 그린 달빛)』に史上最強にどハマリしてしまい♡2017年も自分の勉強兼ねて原作小説を翻訳しつつ、パク・ボゴム君とキム・ユジョンちゃんのボユカップル、密かに熱烈に応援中です~♡(笑)
2021年4月、またこのブログ再開します☆

「参議令監(チャムイヨンガム)。」

礼曹参議(エジョチャムイ)キム・ユンソンが、ラオンを見て、笑みを浮かべた。

「ホン内官も休みに来られたようですね。」

「・・・・・はい(ネ)。」

「こちらへお座りください。」

「いっ・・・いいえ!」

「一日中邸下(チョハ)の後ろで立っていらっしゃったではないですか。それゆえ、ただ歩くだけでもお辛いのではないですか。少しでも休まれてください。」

「私は大丈夫です(チョヌン ケンチャンスムニダ)。」

どこに、畏れ多くも礼曹参議と肩を並べて座る宦官がいようか。とんでもないことだとでも言うように、ラオンは手を振った。その困った様子を分かっているように、ユンソンは、自分の隣にある椅子を、そっと後ろへとずらしてやった。

「こうすれば、人目につかないですよ。」

「本当に、大丈夫です。」

彼女の目をじっと見つめていたユンソンが、品のある笑みを浮かべた。まるでラオンの気持ちなど全て分かっているというような表情だった。

「そんなことをおっしゃらず。」

「私がどうして参議の横になど並んで座ることが出来ましょうか?」

「心配しないでください。私がホン内官に相談することがあって少しの間座るように伝えたと言えば良いのですから。」

「私のような小宦(ソファン)内侍(ネシ)に、畏れ多くも礼曹参議(エジョチャムイ)と相談するだけの何があるのでしょうか?」

通り過ぎる雀でさえも信じないような嘘になります。

「私があると言えばそうなのです。誰も私へとその相談とは何だったのかなど根掘り葉掘り聞く者などいませんから。」

その自信満々な態度に、ラオンは思わず頷いてしまった。その通り、礼曹参議キム・ユンソンの存在感は、ラオンが思っているよりもずっと大きかった。長い間、清国(チョングク)へと留学生活をしていたからなのか、今回の朝鮮を訪れた使節団一行とは、かなり親しいようだった。清国の使節団は些少な問題からかなり大きな事案に至るまで、全てユンソンの見解を聞いて決定を下すほどに信頼していた。単に清国の使節団だけではなく、朝鮮の臣僚たちでさえも使節団に関することであれば、まずユンソンを訪れていた。高い身分であれ、低い奴婢(ノビ)に対してですら、丁寧に接する慎ましい性格のため、彼を知る人々は、皆ほめたたえていた。おかげで、ユンソンはそれこそ一日中目が回るほどの忙しさだった。東奔西走というくらい、彼は仲裁で自分の存在感を確固たる位置に置かれていた。今その立場で彼の行動に文句をつけられる人など一人もいなかった。

いえ、一人いたわね。花草邸下(ファッチョチョハ)。彼だったら地位といい、性格と言い、参議令監(チャムイヨンガム)に一言言えることもできるわね。

「この屏風の後ろにまで来る人がそんなに多くいましょうか。心配せず楽に休んで大丈夫ですよ。」

ユンソンが何度も進めて来るので、ラオンはおずおずと、椅子に向かって近づいて行った。

少しだけ、ほんの、少しだけ座って休もう。本当に、ちょっと座るだけだったら大丈夫よね。

ラオンは、『今から私たちは共謀者』とでもいうような目でユンソンを見つめた。ラオンの大きな目の中に含まれた意味を読み取るように、

ユンソンが柔らかな笑みを浮かべて、頭を頷かせた。警戒を解かせてしまうような彼の温かな微笑みに、ラオンも無意識につられて笑ってしまった。

「では、ほんの少しだけ、座らせていただきます。」

「ゆっくり休めるように、私がホン内官の屏風役になって差し上げます。」

「いいえ(アニムニダ)!参議令監(チャムイヨンガム)に畏れ多くもそんな面倒をおかけすることなんてできません。」

「どうしてそんなにも寂しいことをおっしゃるのですか。私たちは他人ですか?」

「はい?」

他人でなければ何ですか?

ユンソンが声を小さくして、囁くように言った。

「秘密を共有する仲ではないですか。」

 

******************************************

ま~た現れたユンソン(笑)

 

ラオンの疲れている様子や、強がることなどなんでもお見通しなようですね♡

 

すっかり地位が高いだけじゃなく、

  清国からも朝鮮の官僚からも、奴婢までも信頼を得ている様子。。。

「ユンソン ラオン」の画像検索結果

向けられる微笑みがやばい(笑)!!!!!

 

「ユンソン ラオン」の画像検索結果

「私がホン内官の屏風になって隠して差し上げますから、

   ゆっくり休んでください。」

 

つい強がっちゃう立場の弱い内官ラオンに、

    気が利く男~~~~~~!!!!!!!!!!!!

 

でも

 

「どうしてそんなにも寂しいことをおっしゃるのですか。私たちは他人ですか?」

「はい?」

 

他人でなければ何ですか?

 

ユンソンが声を小さくして、囁くように言った。

「秘密を共有する仲ではないですか。」

「ユンソン ラオン」の画像検索結果

ギャップの

 

 

どS!!!!!♡要注意人物だわ。