ニ.顔が気に入らない!(1) | のあのあlife

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『雲が描いた月明かり(구르미 그린 달빛)』に史上最強にどハマリしてしまい♡2017年も自分の勉強兼ねて原作小説を翻訳しつつ、パク・ボゴム君とキム・ユジョンちゃんのボユカップル、密かに熱烈に応援中です~♡(笑)
2021年4月、またこのブログ再開します☆

ニ.顔が気に入らない!(オルグリ マウメ アン ドゥロ!)

 

淑儀殿(スクウィジョン)のオ尚宮(サングン)は怪訝な表情でラオンをじっと見た。

「淑儀(スクウィ)媽媽に御目もじしたいとな?」

「淑儀(スクウィ)媽媽に御目もじするには、あまりにも遅い時間だった。

しかし、ラオンは頭を頷かせた。

「はい。とても重要なことなのです。」

少し淑儀(スクウィ)パク氏の寝所を振り返ったオ尚宮(サングン)が首を振った。

「遅すぎる時間です。お帰りください。」

「少しで良いのです。」

「なりません。淑儀(スクウィ)媽媽はもうお休みになられていらっしゃいます。なので今日は止めて明日もう一度・・・・。」

オ尚宮(サングン)が断固とした顔で頭を振った時だった。固く閉ざされていた居所の扉が開き、パク淑儀(スクウィ)の姿が現れた。

「淑儀(スクウィ)媽媽。」

オ尚宮(サングン)が慌てて頭を下げた。パク淑儀(スクウィ)はそんなオ尚宮(サングン)を無視したままラオンへと視線をやった。

「どうしたのです?」

パク淑儀(スクウィ)が元気のない声で聞いた。ラオンを見てはいるが、ぼぅっとした瞳には何も映ってはいなかった。魂(ヨンホン)のない幻影(ホッケビ)。愛を失ったパク淑儀(スクウィ)はそうして、一日一日、少しずつ死んでいっていた。一人の男へ向かった渇きに、彼女の唇は白く乾き、桃の花のようにきらめいていた顔は、その光を失って長かった。

ラオンが慎重に口を開いた。

「主上殿下(チュサンチョナ)へと差し上げた手紙を、小人(ソイン)へと見せてはいただけませんか?」

「何を言っているの?」

「申し上げるのは恐縮でございますが、殿下(チョナ)が淑儀(スクウィ)媽媽へと送られた返書を小人(ソイン)へとお見せいただきたいと申し上げておりました。」

その大胆な答えに、パク淑儀(スクウィ)の顔にふっと笑みがこみ上げた。しかし、すぐに笑顔を消したパク淑儀(スクウィ)が言った。

「捨てた。」

短く答えたパク淑儀(スクウィ)はそのまま居所の中へと身体を移した。ラオンは急いで彼女をもう一度呼んだ。

「媽媽。」

パク淑儀(スクウィ)が主上殿下(チュサンチョナ)の返書を捨ててないことは分かっていた。パク淑儀(スクウィ)の顔にはいまだ未練に満ちていたためだ。床に頭をつけたまま、ラオンは言葉を続けた。

「もしかすると、殿下(チョナ)は毎回、お答えされていたかもしれないのです。」

パク淑儀(スクウィ)の歩みが止まった。彼女がゆっくりと、ラオンへと向かって振り返った。

「何(ムオラ)?」

「主上殿下(チュサンチョナ)は毎回、淑儀(スクウィ)媽媽へと手紙の返事を送られていたようなのです。」

ラオンの答えに、パク淑儀(スクウィ)がふるふると震える唇を開き、絞り出すように言った。

「あの方は毎回・・・・・白紙を送られた。それを返書だと言うのでしょう?」

恨みのこもった声といっしょに、今まで死んでいた目の光が新しい感情を灯した。怒り。挫折した女人(ヨイン)が表現できる限りの感情をぼうぼうと立ち上がらせた。しかし、怒りはすぐに絶望に変わり、彼女の両目からは涙が沸き上がった。とうとう泣き出してしまったパク淑儀(スクウィ)を、ラオンは痛ましい表情で見守った。

「私をこれ以上惑わさないで。」

「媽媽。」

「私はお前の言葉でしばらく希望を抱いてしまったわ。でも・・・・殿下(チョナ)が私を捨てたことは明らかでしょう。あの方はもう私のことは忘れてしまったわ。」

「違うのです。それは、違うのです。」

「では?そうでないのなら何でしょう?」

問い詰めるように聞いたパク淑儀(スクウィ)に向かって、ラオンが頭を下げて言った。

「媽媽、少しの間、周りの人をお払いくださいませ。」

「どうして?」

答える代わりに、ラオンはただ頭を下げただけだった。しばらく考えていたパク淑儀(スクウィ)が、扉の前を守っていたオ尚宮(サングン)に向かって顎先を使って言った。

「暫く退いていなさい。」

「しかし・・・・。」

「退くように言った。」

今は例え主上殿下(チュサンチョナ)の寵愛を失ったとはいえ、内命婦(ネミョンブ)従二品の威厳は依然としてあった。しばらくまっすぐに立てていたオ尚宮(サングン)が頭を床にこすりつけると後ろへと退いた。

「皆を百歩外側へ退かせなさい。」

「畏まりました。」

 たちまち慌ただしい足音が聞こえ、四方を囲んでいた人の気配が遠のいた。周囲を見回したパク淑儀(スクウィ)がラオンへと言った。

「お前は私について中へお入りなさい。」

寝所の中へ入ったパク淑儀(スクウィ)について、ラオンは急いで足を運んだ。



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大変遅くなりました!

て、ようやく寝所はいったとこかーい∑(OωO; )


いつわくわくが来るのかしら


先は長いわー。。。すみませんー♡



クリスマスイブファンミにやられ、ボゴム君ロスで40度近く熱が出ておりました(T^T)あはは。インフルじゃなかったんですが!

 


今回はボゴムクンからのプレゼントでフォトタイムがありましたね(。>A<。)上手には撮れなかったんですが・・・。
本当に本当に素敵な歌声に涙涙しちゃって!!最高のファンミでした。゜(゜´Д`゜)゜。


で、皆様もボゴム君がいない日本、寂しいからとお風邪には充分お気をつけくださいね!!!


ボユペンさんには年末の良いお知らせがありましたね(。>A<。)