二十.主上殿下の返書(6) | のあのあlife

のあのあlife

『雲が描いた月明かり(구르미 그린 달빛)』に史上最強にどハマリしてしまい♡2017年も自分の勉強兼ねて原作小説を翻訳しつつ、パク・ボゴム君とキム・ユジョンちゃんのボユカップル、密かに熱烈に応援中です~♡(笑)
2021年4月、またこのブログ再開します☆

ラオンが、主上殿下(チュサンチョナ)の返書が入った赤い封筒を渡すと、パク淑儀(スクウィ)の顔に華やかな微笑みの花が浮かび上がった。彼女はまるで初めての恋文を受け取った幼い少女のように、ほんのりと赤くなった顔をしたまま、紅い封筒を両手で握りしめた。そうして、その封筒を胸元に抱きしめたまま、両目をしっかりと閉じた。

そうしてどれくらい経っただろう?目を閉じたまま、主上殿下(チュサンチョナ)の返書をしっかりと抱きしめていたパク淑儀(スクウィ)が、ついに、封筒を開き、手紙を取り出すと、読み始めた。パク淑儀(スクウィ)の黒い瞳は期待感で輝いた。ラオンはまるで自分が恋文をもらったような感覚につられて胸が弾んだ。きっと甘い恋文なんでしょうね。恋文を読んでいる淑儀(スクウィ)媽媽の顔にはにかんだ微笑が浮かぶことを期待しながら、ラオンはしきりにそっと目を向けた。しかし・・・・。

「・・・・・・殿下(チョナ:チョンハ)」

返書を手にしているパク淑儀(スクウィ)の手がぶるぶると震えた。主上殿下(チュサンチョナ)をお呼びになった彼女の声は、水気を帯びたものだった。

なぜ?

ラオンの頭の中で疑問符がまだ浮かんでくる前、パク淑儀(スクウィ)の顎から、涙がぽたぽたと滴った。

「媽媽・・・淑儀(スクウィ)媽媽・・・・。」

嗚咽するオ尚宮(サングン)の声が合図にでもなったように、居室の中の宮女(ナイン)はもとより、扉の外の宮女らも一斉に、床に座り込んで泣きじゃくり始めた。

「媽媽・・・媽媽・・・。」

宮女たちの泣き声が、集福軒(チプボクホン)の小さな庭にこだました。その哀れな響きの中に閉じ込められてしまったパク淑儀(スクウィ)が、音のない歌を流した。

涙でくしゃくしゃになったパク淑儀(スクウィ)の小さな顔を見ると、ラオンは焦るしかなかった。なぜこんな風になるのかを聞いてみたかったが、皆が泣いているため、誰にもそのようなことを聞くことができなかった。

どうしたのですか?皆さん、なぜこのようにされるのですか??

 

 

*****************************************

一週間、今週もお疲れ様でした★≧(´▽`)≦

 

毎日忙しいながらも楽しいのですが、どうしても時間の作れないのあです★(;´Д`Aすみません~~

 

パク淑儀(スクウィ)・・・どうしてなのでしょう???

 

あす、続きをアップできると思います★今慢性的な睡眠不足で・・・おやすみなさい!!

 

コメント、メッセージ返しもできておらずごめんなさい!!!!いただいたものは全て見ることができているんですが・・・返事がだせていない~。゚(T^T)゚。☆彡本当にごめんなさい!!