30歳を過ぎた頃、

私は仕事や自分のなかの強い上昇志向や

会社からの毎月、毎四半期の数字の要求などに疲れて

 

一旦全部やめてしまおう!!!

 

と、

 

すごく努力して頑張って入ったはずの会社を

とてもあっさりと辞めてしまいました。

 

その頃の同期(同年代)達は

今頃とても出世していたりして

今緩く生きている私は、彼らに会うと

あったかもしれない人生を考えてしまったり

 

会社を辞めるきっかけとなったのは

29歳の終わり頃出会った彼の影響が大きく、

彼は良家出身の大企業に勤めるエリート

 

彼と一緒に時間を過ごすうちに

 

私は、

 

もう自分が頑張らなくてもいいんじゃないかな

 

という気持ちになりました。

 

今思うと、あれが苦難の始まり?

 

他人に結婚も決まっていない時点で

人生を預けてはいけないという大きな教訓

 

とはいえ、自分の年齢と経歴的にも

少し休んだところで、まだまだ受け皿はあると採算していました。

 

今まで5時、6時起きだった自分の生活が

仕事を辞めた途端、すごくスローダウンして

全く異なる時間軸で生き始めた私。

 

そんな頃に、雑誌VERYにものすごく影響を受けました。

 

今でもオシャレの参考に時折見るけれど

私が熟読していた頃のVERYは本当に異次元な感じで

 

専業主婦賛歌

 

今まで全く異なる志向性で生きていた私は

こんな世界があるんだ

と、ただただ憧れ。

 

「財力ある旦那様に愛される専業主婦の私」

 

みたいな理想系が自分のなかで強く構築されたのでした。

 

そして、私は、その理想形を長らく、

自分のパートナーに

無言で押し付けるのでした。

 

なんていうか、

彼ありきというより

私自身の理想ありき。

 

でも、自分の周りもそういう友達も多かったし

今でもちょっと仕方ないと思ってみたり