クリストファー・ノーラン監督作品ですので、分かりづらかったです。
それに長尺なので疲れました。
戦後に行われた聴聞会が軸ですが、たびたび過去シーンに飛びます。合間に裁判シーンもあります。モノクロとカラーの使い分けも行われています。
観賞するためには、オッペンハイマーの略歴を知っておく方が良いでしょう。
妻と弟が元共産党員、愛人が共産党員ということで、ソビエトのスパイという嫌疑が掛かります。
戦後、水爆開発に反対したことで、政府から疎まれます。

原爆製造では米が完成させて、実際に使用しました。独、ソ、日も研究はしていました。日本の研究は『太陽の子』に取り上げられていました。仮に日本が完成させていれば、大型爆撃機で米本土空襲も夢物語的な計画もありました。
ですから、米だけが悪いというわけではないです。
オッペンハイマーが原爆を完成させなくても、誰かが完成させていたでしょう。

評価○
観客数中高年20人