花がすくすく育ち日中も


ゲージから出してリビングで自宅警備員を


していた花。そしてある夏の日。


知り合いからいただいたキャベツを


冷蔵庫に入れようにも野菜室に


入らず、一先ずダンボールに入れたまま


冷蔵庫前に置いていた。


普段、花が熱中症にならないように


夏場はエアコンを入れていたので


キャベツも傷むことはなかった。


仕事から帰宅して


花を呼び尻尾をフリフリしながら


私に近づく花。


触れ合ってしばらくしてご飯を作ろうと


冷蔵庫前に立った。


ふとダンボールに目をやると


キャベツ1玉がフォークで穿ったような


跡があった。


長女がイタズラでやってしまったか…


長女がリビングにきた時、聞いてみたら


『えー!そんな事してないよ?もしかして…

ゴキブリ??!』


鳥肌です。


そして長女と


『ゴキブリとか出たらどっちが捕まえるの?!

イヤ、私は無理よー!』


『ママも無理ー!』


そして2人で花を見た。。


『犬って虫とか捕まえるし最悪の事態は花に任せよう!』



『ん???』


花のベッドにキャベツの残骸が…


『花〜?もしかしてコレって花がやったの?』


尻尾フリフリ。。


上目遣い。


舌をペロン。


なんとも言えない顔…花が犯人だと分かった。


でもキャベツかじった事より


ドッグフード以外にも興味がある事への


関心の方が上回り、『キャベツ好きなの?』


と、キャベツを少しあげてみた。


クンクンして一瞬咥えるものの


床にそっとおいた。


私たち親子はその一連を見て、察した。


花…初めてのつまみ食いはそこにキャベツが


あったから食べてみたものの


美味しくなかったんだね。


ざーんねん。