花は少し大きくなり、カリカリご飯もを
食べるようになった。
もともと、マイペースだし無駄吠えもなく
のんびり日々を堪能している花は
ふと、見るとよく寝ている子でした。
ゲージの中ではうずくまり寝ている花は
室内に出しているとき必ず私の身体に
自分の身体を少しくっつけて寝ていて
とても可愛かった。
と、同時に花の室内での寝方について…
必ず仰向けで枕に頭を乗せて布団を
かけてスヤスヤと眠る姿。
人間の赤ちゃんのように眠る花。
こういう寝方なんだと当時は思っていたけど
犬って普通はうずくまって寝るもんだと
後に知った。
さらに花は仰向けに抱っこして新生児のように
揺れながらトントンしてあげても
目を閉じて眠り布団におろしてあげても
そのまま眠りにつく子でした。
あー。
あの頃を振り返るだけでも涙が止まらない。
花は犬用のベッドを準備してもそこには
眠らずいつだって私たちの側で寝るので
犬用ベッドはいつしか花のおもちゃ置き場と
化していた。