前回の続きです。
僕が担当していた、
小6のサピックス生の話です。
4月から理科の個別指導をしたところ、
7月には理科の偏差値(マンスリー)が
45→55に上がりました。
「このまま夏季講習もがんばろうね。」
そう言っていた矢先のことです。
「このまま個別で頑張りたい」
生徒&ママに対して、
パパが「夏休みの間、個別に行かない」
あるいは「個別塾に行くならそこで、
パパが用意した問題集をやるように」
と指示して家庭内バトルに発展。
僕も塾長と話していて、
「せっかく上手くいっているのに、
なんでわざわざ…」
と思ってしまいました。
しょうがないので、数日、
パパの問題集をやっていました。
そんなある日のこと。
パパの用意した選択肢に、
違和感を感じたんです。
普通なら
A 夏休みも個別塾に行く。
B 夏休みは個別塾に行かない。
代わりにパパが用意した問題集をやる
こうじゃないですか?
それが今回、パパの選択肢は
A 夏休みも個別塾に行く。
&塾ではパパの問題集を実施。
B 夏休みは個別塾に行かない。
この2択なんです。
どうして、パパはそんなことを
したのでしょうか?
思えば、その子の話にママは
よく登場するのですが、
パパは一回も登場しませんでした。
塾の面談にも、ママが来ます。
その子の中学受験は、
ママと娘の間で完結していました。
しかも、成績も順調。
御三家に手が届きそうです。
※国語と社会が、めちゃくちゃ出来る子で、
苦手な理科をカバーするため個別にいました。
このままでは、本当に母と娘の
中学受験物語で終わってしまう。
きっと、パパも娘の中学受験に
参加したかったのでしょう。
「自分もチームに入れてくれ!」
それがパパの本音だったのでは
ないでしょうか?
パパが用意した選択肢なら、
AとB、どちらになっても
パパの関わる余地がありますから。
(Bなら、家の勉強をパパが見れます。)
中学受験に熱心なママは、
自分でいろいろ調べ、計画を練り、
我が子の受験を進めがちです。
しかし全部自分で行うあまりに、
本来協力者であるはずのパパを
置き去りにしてしまった。
すると、その関係性のヒビから、
思わぬトラブルが吹き出した。
それが今回の一件の真相だったと思うのです。
僕がパパへ、お手紙を書いて、
この一件は解決しました。
問題集はやってません。
サピの復習の方が大事ですから。
夏休みが終わると、
いよいよ受験も佳境に入ります。
続きは、part9で。
このお話のpart1はこちら↓
<八島侑輝のプロフィール>
東京大学農学部の4年生です。
個別塾講師で指導をしていた際、保護者の暴走や、全落ち、受験断念の生徒をみて、
「中学受験の成功のためには、家族の団結が不可欠」と感じ、家庭教師に転身しました。
家族の団結をうながす家庭教師を通して、上手くいかない中学受験に悩むママへ、
あたたかい合格体験を提供しています。
※家庭教師のノアロンは2021年度で終了しました。プロフィール文は2021年度当時のものです。サービスは終了しましたが、中学受験を考える親御様の参考になることを願って、このブログを残しています。

