それは欲求の火種 [たまには真面目に] - Tatsuya | NOAHTIC Official blog

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"New sound" from Japan

お元気かね、諸君。
本日も闇の世界から更新しておる。
今回は調子に乗って文体を変えてみたぞ。

最近、暗黒卿と呼ばれる事が多い私だが、
恥ずかしながら先日初めて、

「STAR WARS」を観た。

とはいえ、まだ初回作しか観ていない。
映画の公開に関わらず度々話題になるこの作品。
昨今の社会現象にカモフラージュされながら、こっそり観たのだ。

私は幼い頃からSFやファンタジー作品が好きだ。
それ故、非常に面白かった。
何故これまで観るチャンスが無かったのだろうか。

当時、地上波で放映されていたのを覚えているが、
恐らく幼い私は睡魔に負けたのだろう。

おかげでライトセーバーや、工事現場の交通誘導員に憧れる事も無かった。
もしも観ていたなら、私は武器を手に取り、
当時から暗黒卿と呼ばれていただろう。

話が少し逸れたが、
本作を観た後、私にはまだ時間があった。
録画してある映画等を片っ端から観る事にした。

諸君も映画、ドラマ、アニメ等を観る際は、
これまでのストーリーや登場人物と、現時点で起こっている内容を結びつけながら観るだろう。
もちろん私もそうだ。

私はそれに加えて、
「この作品では何を表現したいのか?」
「このシーンは何故この様に描写しているのか?」
を考えながら観ている。

だが、
個人的に「面白い」と思う作品であればある程、それが出来ない。
どうして「面白い」のか?という理由や要素を知りたいのだが、
いつの間にかそんな事は忘れ、作品の虜になっている。

虜になっている私は作品の中に入り込み、
「そっちに行ったら危ないってば!」
「あぁ何でコイツ、このタイミングで来るんだよ」
等と思ったり、下手したら口にさえ出しそうになる。

その瞬間、
(これは映画なんだ。ストーリーは決まっている。私の意見や気持ちが反映される訳では無い)
と冷静に考え直す。

そしてまた私は冷静さを失い、再度作品に入り込む。
結局、表現や描写については観終わった後に考える事が多いのだ。

私には音楽を聴いている時にも似た様な事が起こる。
「何故このノリが生まれているのか」
「この高揚感や切なさを生む要因は何か」
数えきれないが、沢山の事を考えながら聴いている。
楽曲制作の参考にする為にも、学習として音楽を聴く事も多いからだ。

解りやすく例えると、
「この曲、サビのメロディ、カッコいいなぁ。各楽器の演奏がどう影響しているのか注目して聴いてみよう」
そのはずが、気付けば曲が終盤に差し掛かっている。

サビに向かっている間に楽曲の虜になり、
いつの間にかサビをただ気持ちよく「聴いていた」のだ。

シンプルにサビで例えたが、
この様な現象がフレーズ等、楽曲の細部に対して起こる。

観る、または聴く側が、全て作者の思惑通りにこの現象に導かれているのかは定かではないが、
間違いなく、その作品の数々は私の感情や気分に影響を与えている。

そして私が作り続けていきたいのも、
人々の感情や気分に影響を与え、何かしらの行動意欲を掻き立てる作品だ。

ただ何となく観た映画がきっかけで私は、
「まだ時間があるから他にも観よう」
と行動し、

「何故、決まっているストーリーを冷静に観られないのだろう」
と考え、

「この事をブログに書いたら楽しいかな」
と思い立ち、

私は今「書く」という行動を起こしている。

そして映画と音楽、種類は違うが、
「こんな風に素晴らしい力を持った作品を生み出していきたい」
と、創作意欲も更に強まった。

これはまさに「行動意欲を掻き立てる作品」ではないか。

この偉大な映画の続編ももちろん観るが、
年末年始で沢山の作品から影響を受け、感動を蓄えて、
新たな制作に生かしたいと思っている。

来年も乞うご期待。
フォースと共にあれ。


博多のジェダイより