黄瀬誕生日おめでとううううううううううううう!!!
遅れてごめんね!
ということで誕生日祝いもかねて小説~^^
【黄黒:腐向け注意】
――分かってはいたんっス。君の瞳に俺なんか映っていないなんて。
俺は桜の舞い散る春、皆が出会った季節に一緒にはいなかった。
途中で、しかも中途半端な時期に入って皆とは少し距離を感じることもあった。
でも、黒子っちとは……俺の好きな彼とはうまくやっていけているんじゃないかと思っていた。
それも勘違いだったみたいっスけど。
本当に俺は馬鹿っス。
一人浮かれて……。
「あーあ、今日は誕生日だったんスけどなあ……」
◆ ◆ ◆
今日は、俺の誕生日。
だからといって練習メニューが変わることもなければ、誰かから祝福の言葉をかけてもらうこともない。
まあ、女の子は別っスけど……。
最初はサプライズとかかとドキドキして過ごしていたんスけど、あの5人にそんな気が使えるとはまったくもって期待ができない。
むしろ俺が何かやらされる羽目になりそうだ。
だけど、今日くらいは……そう思って声をかけたんだ。
一緒に帰ろうって。
そしたら、「すみません。青峰君と帰るので」ってだけ言って青峰っちと帰っていった。
なんだか、告白してもいないのに振られた気分だ。
落ち込む気持ちを抑えて、他の3人にも声をかけたが3人ともに断られて本気で嫌われているんじゃないかと心が折れそうになる。
「ああ、もう、いいっス!一人で帰りますよー、一人で!!」
半ばやけくそになりながら叫ぶ。
そのまま、一人で寂しく家に帰り、夕食まで時間をつぶす。
今日が誕生日だということを忘れてしまいそうだ。
コンビニにでも行って、いつも大好きな彼が買っているソーダアイスでも買ってこようと思い、携帯電話と財布だけポケットに詰め込もうとした時だった。
突然の着信を告げる音――。
また、女の子からのお祝いかな、そう思いながら着信の相手を確認せずに出る。
「もしもーし、」
「……もしもし、黄瀬君ですか?」
予想もしていなかった相手からで、息が一瞬止まった。
「……っつ、黒子っち、スか?どうしたんスか」
なんとか平静を装おうとしたが、あまりの驚きにどもった挙句、陳腐な言葉しか出てこなかった。
「今、暇ですか?ちょっと来てほしいのですが……」
「も、もちろんっスよ!!今どこにいるんスか?!」
嬉しい!嬉しい!嬉しい!!
黒子っちからのお誘い。
しかも、青峰っちといたはずなのにわざわざ俺に電話をかけてきてくれた。
それだけでも幸せなのに、会いたいって……!
「(……黄瀬君ってやっぱり犬みたい、だ)部室にいます。それじゃあ」
黒子っちはそれだけ言うと、いつものように短く言って電話をきった。
「っしゃあああああああああああああ!」
もう一度、制服に腕を通して今までにないくらい走って学校に向かう。
青峰っちと帰ったはずなのにまた部室に居るのなんか気にならないくらい必死だった。
黒子っちは何もないのに電話をかけてくるなんてことはない。
きっとなにかあったはずだ。
なら、俺が。
その思いしか今は頭になかった。
◆ ◆ ◆
体力は人並み以上にあると自負していたが、さすがに全力疾走で家から学校まで走るのはきつかったみたいだった。
汗が流れおち、すっかり意気が上がってしまっていた。
一つ深呼吸をする。
よし、そう気合いを入れて部室のドアノブを回す。
だって、好きな子にはいつでもかっこいい姿を見せたいじゃないっスか――。
「黒子っちー、どうしたんス「おめでとうございます」
パパン、パン
部室のドアを開けたとたん、クラッカーの音と黒子っちの声。
そして、クラッカーをこちらに向けながら俺を見る4人。
……緑間っちがめっちゃ不服そうな顔でこっちを見てるっスけど。
「え、あの……」
驚きと喜びがないまぜになって、頭が追いついていかない。
かっこいいところを見せると意気込んで入ったのに、きっと今すごく間抜けな顔をしているだろう。
そんな顔見せたくなんてないのに、黒子っちがこっちに近づいてくる。
「黄瀬君、お誕生日おめでとうございます」
「く、くろ、く、黒子っちぃ」
もう我慢できなかった。
俺は崩れ落ちるように黒子っちを抱きしめた。
涙でぐしゃぐしゃになったこの顔を見られないように。
――この鼓動の速さは、走ってきたからってことにしといてくださいっス。
「わっ、黄瀬君。ふふっ、おめでとうございます」
「こらあ、黄瀬えええ!テツに何してんだ!離れろ」
すかざず青峰っちが止めに来るけど気にしない。
今黒子っちは俺の腕の中に居る。
今だけは、今だけは彼を独占していたい。
黒子っちは自分のことを影だという。
確かに黒子っちは青峰っちの影かもしれないスけど……
でも、俺にとっては太陽っス。
月を照らす太陽。
俺は黒子っちがいるから輝ける。輝いていることができる。
本当に黒子っちはすごいっス。
◆ ◆ ◆
「それにしても、緑間っち嫌そうな顔しすぎっすよ」
黄瀬はひとしきり涙を流し、ずっと気になっていた緑間の不機嫌さについて指摘した。
すると、さらに嫌そうな顔をしながら言い放った。
「当たり前なのだよ。黒子が言いださなかったら、誰がお前なんか……」
「ひどすぎっスー……って!黒子っちが言いだしたんスか!?」
勢いよく黒子のほうを振り返る。
黒子は少し恥ずかしそうにしながら、はいとだけ答えた。
「黒子っちぃいいいいいいいいい!」
また、嬉しい事実を聞きどさくさに紛れて黒子っちに抱きつこうとしたのを青峰っちに阻止される。
「もう、何するんスか。青峰っち」
「お前が何してんだ、黄瀬!」
その後は、普通にがやがやと騒いでお開きになった。
◆ ◆ ◆
「黄瀬君、一緒に帰りませんか?」
「っ、帰るっス!」
黒子っちからのお誘い。
それは、今日の部活終わりに叶わなかった行為だった。
二人並んで歩く。
ポツポツと灯る街頭に、ゆらゆら二人の影がゆれる。
それを見て、ああホントに今黒子っちと一緒に帰っているんだなという実感が湧いてくる。
そのことを実感したら、途端に欲が湧いてきた。
もっと、もっとと底の知れない欲が出てくる。
今日はいいことがありすぎたかもしれない。
だから、勢い余って言ってしまった。
好きだ、と。
「え……?黄瀬君が僕のことを、ですか?」
黒子っちは心底驚いたというような顔で、俺を見る。
いつもほとんど表情の変わらない黒子っちの驚いた顔は初めて見た。
「困らせてるのは、分かってるんス!でも、でも俺黒子っちが……!」
ドンっという衝撃が襲った。
何事かと思ったら、ものすごく小さな声で、僕もですっていう声が聞こえてきた。
「僕も、黄瀬君のことが好きでした」
次の言葉で、今度は本当に声が出なくなって、ただただ強く抱き返すしか出来なかった。
――黒子っち、本当に今日は最高の誕生日だったっス。
はい!gdgd!
お目汚し大変申し訳ありません;;
久々に書いたから、もうひどい!この一言に尽きます……
こんな小説でも楽しんでいただけたら幸いです^^
ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!
誤字脱字はスルーしていただけると嬉しいっス。
読み直す勇気がない(切実)
リベンジしたいくらいにひどかったああああああ
そして、黄瀬君誕生日おめでとう!!!
誕生日プレゼントは黒子っちだよ←
ではでは、長々と失礼しました。
あや
